クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】問題解決の種類と、適任者

f:id:kumabou2016:20220225163628j:image

どんな仕事も問題解決の連続です。一つ問題が片付いたと思ったら、また次の問題が発生します。今日は職場の問題解決について考えてみます。

職場の問題解決とは

職場の問題とは、あるべき姿と現状のギャップのことを指します。望ましい状態、理想など、どんな仕事にもあるべき姿が存在します。しかし、現状はそんな風には上手くいっておらずギャップが存在します。このギャップを解消するために行うのが問題解決です。

問題の種類

問題は大きく3つに分けて捉えることができます。

  1. 発生型
  2. 発見型
  3. 発掘型

発生型は突発的な事故、クレーム、製品不良など緊急対応が迫られるものです。発見型は何かおかしいと思いつつも漠然とした問題や、どこから手をつければ良いか途方にくれるような問題です。発掘型は環境変化に対応して、新たな方法で解決策を見出したり、あるべき姿の水準自体も引き上げてしまおうというものです。だから自分が扱う問題がどの類型かを理解しておくことは大切です。アプローチの仕方も誰に解決させるかも違ってくるわけです。

火中の栗を拾える人

どの問題に対応する上でも、ロジカルな思考が得意に越したことはありません。しかし、ロジカルな思考が強ければ良いかというと、そんな単純な話でもありません。発生型は、実行力やスピードが求められます。炎上しているので、まずは急いで火を消化しなくてはいけません。消火のための最短解決ルートを選択することが求められますし、同時に複数の解決案を走らせる柔軟さも求められます。そして何より火中の栗を拾う勇気が求められます。

物事を俯瞰して眺めれる人

発見型の問題は、状況が複雑であることがほとんどです。良かれと考えて実施したことが慣習として残っていて現状と合わなくなってしまったり、職場のメンバーの考え方や心理的なハードルから変えることが難しかったり。放置されてきたには放置されてきたなりの理由があるわけです。そのため、発見型の問題は物事を俯瞰して眺められる事が求められます。また俯瞰するだけでなく、関係者と根気よく膝詰めで対話する力も求められます。

当たり前を疑える人

発掘型の問題は、直近で問題が起きているわけではありません。むしろ不具合なく業務を遂行できています。しかし、内外の環境は絶えず変化しています。当時はあるべき姿に到達していた仕事の基準や進め方でも、時間が経つに連れて不具合が起きたり、競合に負けたりすることもあります。特にその企業の強みだったり、長年、当たり前だと考えられてることは盲点になりがちです。当たり前を疑うのは難しいです。そのため、会社に染まっていない若手だったり、他部門から異動してきた人の方が適任のように思います。ただ、周囲からの反対は必死なので上司はしっかり担当するメンバーを守ってあげる必要があります。