私の生業は企業の人材育成の支援です。イメージしやすいのは、新入社員研修や管理職の研修です。今日は話し方について考えてみます。
間は12秒取る
適度な間を取ることは、参加者の注意を引きつけたり、考えを促すには有効です。いくら有益な情報でも、間のない話し方では聞き手が疲れますし、何より記憶に残りません。では、間とはどれぐらい取ればいいのでしょうか?ズバリ、12秒です。参加者か投げかけられた質問を理解き、答えを考え、発言をまとめるまでのプロセスは12秒要すると脳科学では言われています。12秒は話してからすると長く感じますが、参加者には必要な時間なわけです。
間を入れるタイミング
間はどこで入れるかと言うと、
- 問いかけをした後
- 重要な発言をする前
- 次の話題に転換する前
- 参加者がメモを取り終えていない時
芸人さんの話し方は勉強になりますよね。話自体も面白いですが、間の取り方でさらに効果を高めています。
話すスピード
私は早口になるのが悪癖です。話すスピードは、1分間に300文字程度が適切だと考えられています。ちなみに、頭の中では1分間で平均400から500文字を使って考えているそうです。そのため、考えを整理せず思いつきで話すと、私のようにとても早口になります💦
早口の人は、スライドを活用すると良いです。講師の話に加えて、スライドで視覚からも情報が入ることで、参加者の集中が途切れにくくなります。
無駄な言葉は飲み込む
「えー」とか「あー」などの音で言葉と言葉の間を埋めるのが無駄な言葉です。話す方は、「えー」とかいうことで、心理的に落ちついたり、リズムがつくりやすいのですが、参加者からすると耳障りです。そこで、「えー」て言いそうになったら間をとるといいです。これはなかなか難しいので、映像をとって確認したり、他者からフィードバックをもらうなどしてトレーニングする必要があります。