職場には色々なメンバーがいます。理路整然と内容を伝えられる人ばかりではありません。サンドイッチマンのコントではありませんが、「ちょっと何言っているか分からないんですが?」と言いたくなる人もいますよね。ても、放置しておくわけにはいきません。メンバーの真意を掴む必要があります。特に管理職にはそのスキルが求められます。今日は発言を受け取る側のポイントについて考えてみます。
メンバーの発言を丸めない
言葉遣いが曖昧だったり、語彙が足りなかったりする場面はあるかと思います。そんな時に、管理職がやりがちなのは、「要するにに○○と言うこと」と発言を丸めてしまうことです。要点をまとめることは、一概に悪いことではないのですが、度が過ぎると誤解の原因につながります。まだ丸めるだけならいいですが、事実や思いを歪めて捉える人もいます。私も過去、このように歪曲して理解する人に出会ったことがあります。最初は私の伝え方に問題があったのかと思いましたが、そんな人もいるわけです。意見はフラットに聞かなければいけませんが、より誤解を生まないためには質問を駆使するしかありません。
定番の質問を口癖にする
最初は、定型の質問フレーズを覚えることからスタートするのがお勧めです。使っていくうちに、質問のスキルは上がっていきます。
- 今のは、○○についての話だよね?(論点を明確にらする)
- それは、事実?それとも意見?あるいは願望?(内容の確認)
- それは、部長としてのご意見でしょうか?(立場の確認)
- 戦略的とはどんなことを指しますか?(抽象的な言葉を明確にする)
「根拠と結論」「具体と抽象」「目的と手段」「拡大と集中」を意識して、話を聞いたり質問すると話の解析度は上がっていきます。