クマ坊の日記

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【ビジネススキル】周囲を巻き込む技術

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私はプロジェクトで仕事する機会が多いです。社内外の人々の力を引き出すことが求められます。今日はプロジェクトを進める上で大切な、周囲を巻き込む技術について考えてみます。

信頼貯金を貯める

どんな人も程度の差はあれ、最も関心が高いのは自分自身です。だから、相手の事を尊重するのが第一です。こんな事は子供でも分かる事ですが、職場だと忘れられることがしばしば起こります。なぜなら、職場では人が成果を出すための手段として認識してしまうことがあるからです。「仕事なんだから、役割を果たすのは当たり前」と考えてしまうからです。「私はあなたの事を尊重していますよ」と相手に感じてもらうには、

  1. 挨拶する
  2. 相手に関心をらもつ
  3. 小さな約束を守る
  4. 話を聴く
  5. 賞賛する

どれも些細な行動ですが、歳を取るにつれ、階層が上がるに連れ、これらができなくなる人は想像以上に多いです。日常からこのような積み重ねが出来ていないと、いざプロジェクトで人を巻き込もうとしてもうまくいきません。周囲からの信頼貯金を日頃から貯めておくのは非常に大事だと思います。

 

心を燃やせ

ビジネスコミュニケーションで求められるのは論理的な思考や論理的な話し方です。周囲を巻き込むには論理的であることは大前提です。しかし、正論だけでは人が動かないのも真実です。人の心を動かすのは古今東西を問わず、人の熱意です。職場でこの熱を持って周囲に思いを伝えられる人は少ないように見えます。だからこそ、熱意を持って話せる人は希少価値があります。毎回毎回、熱く話すのは疲れてしまうでしょうが、ここぞという時には熱く思いを伝えられるといいと思います。ジタバタしたり、弱音吐いたり、助けを求めるのも熱意を伝えるに含まれます。なりふり構わず必死で頑張る姿を見せることで、助けてくれる人は現れるものです。そしてこの熱意というのは伝播します。心を燃やすのはビジネスの現場でも重要です。

 

自信が信頼を増幅させる

自信がなくても自信に満ち溢れた姿を示すことは大切です。自信なさげな人の仕事に関わろうとは思いませんから。前述した心を燃やせで、ジタバタしたり、弱音吐いたり、助けを求めることも熱意を伝えるのに含まれると書きました。これは、普段から自信を満ち溢れた人がそのような行為をするから、より応援してくれる人が現れる事を忘れてはいけません。自信を示すには、歩き方、笑顔、声の調子が効果的です。周囲はそういう所よく見てますから。