クマ坊の日記

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【人材育成】失敗体験から成長するために必要なたった一つのこと

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以前、このブログで失敗体験より成功体験こそ振り返るべきという記事を書きました。では失敗体験からは成長するためには何が必要でしょうか?読者の皆さんも、「あの失敗があったから今の自分がある!」という人もいるかと思います。今日は失敗体験から成長するために必要なことについて考えてみます。

 

 

失敗体験から成長するために必要なたった一つのこと

結論から言うと、すごく単純な話ですが、失敗体験で「主体的に行動したか否か」の1点につきます。自ら挑戦して失敗した経験は成長に繋がりやすいです。裏を返せば、主体性がない失敗は成長の糧とはなりづらいです。先日はキングオブコント空気階段が優秀しましたね。

どんな売れっ子のお笑い芸人も、下積み時代のエピソードって聞きますよね。ライブ開いたら客が1人とか。本人的にも、側から見ても下積み時代の辛い経験は、その時点では、成功か失敗かと問われれば失敗に見えると思います。しかし、同じような苦い経験をしていても、その後、売れっ子になる芸人とそのまま沈んでいく芸人がいます。彼らの違いはなんでしょう?経験学習理論的な視点でいうと、主体的に取り組んでいたか否かの違いですし、もう一つは失敗から学んで、その学びを成功に繋げているかになります。つまり、経験は点で捉えてはいけないということです。連続した線で捉えないと見誤るということです。

 

上司ができること

部下が失敗体験から学ぶ時に、上司ができることはあるのでしょうか?仕事で失敗するということは、部門の成果を預かる管理職としては避けたいシチュエーションです。業績に大きく影響を与えるような失敗であれば、上司の血圧も上がり、怒鳴りたくなる気持ちも分かります。でも成長の側面で考えるとこれらのリアクションはNGです。大切なのは部下と同じ目線で問いかけることです。怒りを鎮めて、冷静に何が原因だったのかを共に振り返ることです。部下に正対して振り返りを促すのではなく、部下と並んで横に座りながら話をする感じです。相手の立場に立って、一緒に考える時に人は育ちます。