私が担当するチームでは毎月読書会を開催しています。月がわりでオーナーを決め、オーナーが指定した本をメンバー全員で読み感想をいい合います。読書は私にとっては普通の習慣ですが、若いメンバーに聞くと本を読む機会自体が圧倒的に少ないとのこと。本より動画で勉強します。世の中から書店も減るはずです。今日は読書について考えます。
経験を活かすには地図がいる
このブログでは何度も話していることですが、人の成長のに7割は直接経験から獲得します。成功体験、失敗体験から振り返り、判断の基軸となる価値観が育まれます。経験を通してこれは使えると感じたことは継続したり、他の類似したシーンでも活用したりするようになります。いわゆる教訓です。しかし、この教訓化を促す時に情報が必要になります。新たな情報がないと、乱暴に言うと教訓化できません。ラッキーだった、アンラッキーだったで思考が停止してしまいます。新しい情報とは例えて言うなら、頭の中の地図です。地図が広ければ広いほど、そっちにも道があるんだと気づきます。また、この道とあの道が実は繋がってるという気づきもあるかもしれません。読書をすると言うことは、この地図を広げる作業になります。
代理経験を獲得する
読書のもう一つの利点は、代理経験を積める点です。成長に1番インパクトが大きいのは、直接経験ですが、体も時間も有限です。だからこそ、本を通して他者の経験を見聞きすることで、間接的に経験を積むことが可能になります。他者のブログを読むことも同じ効果があると考えます。斜め読みでも、他者の経験や情報はなんかしら読者の人生を豊にすることに繋がっているのだと思います。
読書は主体的
もう一つ読書が優れているのは、自分で主体的に情報を受け取りにいかねばならない点です。動画だとどうしても受身になりますから。そこは脳内の地図を広げる上で大きな違いかなと思います。もちろん何も情報取りに行かない、勉強しないよりは遥かにに動画見るだけでも意義がありますが。
毎日、10分でも15分でも読んでいる人とそうでない人では、成長に違いが出るものです。