クマ坊の日記

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【ビジネススキル】社長を納得させるプレゼンテーション

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以前ブログで私が現在進めているプロジェクト「雪だるま」について書きましたが、今日はその続きを書く中でプロジェクトの進め方の要諦について考えていきます。

 

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これまでのザックリ経緯

昨年末から新サービス開発を少人数でコッソリ進めてきました。会社からの要請で始まったプロジェクトですが、私自身温めていた企画なのでモチベーション高くスタートしました。順調にプランニングは進めてきましたが、流石にコッソリ進めるには限界が出てきました。開発のための予算獲得も必要ですし、今後は他部門との連携も必要になるからです。そのために越えなくてはいけないのが社長の壁です。社長は気さくな人であり、またバリバリのマーケッターでもあります。この業界では割と有名人でもあります。私の大先輩でもあります。普段、お客様の社長にプレゼンテーションすることはあるのですが、私の事をよく知っているのでかえってやりずらさもあります。

 

Goleは社長を感動させること

現在、私が携わるプロジェクトは過去何人かが関わりましたが社長から強烈なダメ出しを食らっていました。だから、社内ではちょっと鬼門のテーマでした。それほど社長の思い入れは強いわけです。こういう時は無傷を恐れて守りに入ってはいけません。攻めて攻めて攻めまくる企画にする事を決めました。Goleは社長を感動させること。一言で言えば私自身が社長の立場だったとしたら、最高の提案だと思えるような内容にすることです。

 

どんな提案を社長は望んでいるのか

キーワードは「斬新さ」「金の匂い」「実現可能性」「情熱」の4点です。社長には社内外から絶えず様々な提案が持ち込まれます。提案され慣れしているわけです。まずは、提案の切り口自体に斬新さがなくては始まりません。最初の3分で、「もっと聞いてみたい!」と思わせることを意識しました。次に大事なのは「金の匂い」です。表現が下品ですが、要はこのプロジェクトが儲かりそうかどうかです。勿論、やってみないと儲かるかどうかは私もわかりません💦しかし、儲かりそうな雰囲気を感じさせるのは重要です。経営者も馬鹿じゃないので、それが実現可能かどうかを確かめたがります。この部分はロジカルな説明と根拠を準備しておかなければなりません。最後が企画者の情熱です。いや、情熱が最も大切です。企画以上に誰がやるか、企画者の情熱や熱意を判断材料にするからです。前例のない、先が分からないプロジェクトほど人の想いは成否が影響を与えるからです。

 

何度も練習する、言葉を短くする

企画書は全部で30ページ以上あるものでした。一枚1分だとしても30分かかってしまいます。話が長いのは経営者は嫌います。全体で10分で話せるようポイントを絞りプレゼンテーションの練習を繰り返しました。同じ内容でも、言い回しによって印象はかなり異なります。その時、留意したのは社長の会議や打ち合わせでの発言です。発言内容から何に関心があるかを推測しながらワードを選択していきました。

 

お墨付きをもらう

社長へのプレゼンテーションは大成功に終わりました。新たな注文もなく、私が絵を描いた通りに進めて欲しいとのこと。予算と社内の必要なリソースへのアクセスも認められました。謂わば「錦の御旗」を社内で得ることに成功しました。しかし、これはまた複雑なプロジェクトのスタートでもありました。その話はまた今度書きたいと思います。