今日は書籍のご紹介です。少し前の書籍です。元サッカー選手であり、横浜F・マリノスのレジェンドである中澤祐二さんが現役時代の2013年に書かれた新書です。図書館で借りて年末年始にサクッと読んでみました。2010年の南アフリカワールドカップで活躍して、この頃は横浜F・マリノスに専念していました。コロナの今だからこそ、味わい深い言葉の数々が記載されています。
できる、できないじゃない。やるか、やらないかだ
この言葉は、元MBAの名プレイヤーであるマジック・ジョンソンさんの言葉からインスパイアされました。その言葉は下記になります。
「お前には無理だよ」と言う人の事を聞いてはならない。もし、自分で何かを成し遂げたかったら、できなかったときに、他人のせいにしないで、自分のせいにしなさい。多くの人が、僕にも「お前には無理だよ」と言った。彼らは、君に成功してほしくないんだ。なぜなら、彼らは、君に成功してほしくないんだ。なぜなら、彼らは成功出来なかったから。途中で諦めてしまったから。だから、君にもその夢をあきらめて欲しいんだよ。不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだよ。決して諦めては駄目だ。自分のまわりをエネルギーであふれたしっかりした考え方を持っている人で固めなさい。近くに誰か憧れる人がいたら、その人にアドバイスを求めなさい。君の人生を変えることができるのは君だけだ。君の夢が何であれ、それにまっすぐ向かって行くんだ。君は、幸せになるために生まれきたんだから?
未来、過去ではない。今なすべきことをなす
この言葉はお釈迦さまの言葉を解釈したものです
過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨てられた。未来はまだやって来ない。だから現在のことがらを、現在においてよく観察し、揺らぐことなくどうずることなく、よく見極めて実践すべし。ただ今日なすべきことを熱心になせ。誰か明日の死のあることを知らん。
つらい時こそ、笑え
2010年の南アフリカW杯直前に、中澤選手はキャプテンから外されます。本大会では長谷部選手がキャプテンを務めました。内心はショックを受けたそうですが、中澤選手は笑える男になろうとを意識して実践しました。その時思い出したのが、アメリカの女性詩人のエラ・ウィラー・ウィルコックスが残した言葉だったそうです。
人生が歌のように流れている時に楽しい気分になるのは容易だ。だが、立派な男とは何もうまく行かない時でも笑える男だ
笑顔はすごく同感です。ちょっとしたことだけど凄く大切。
この本を読んでいると、謙虚さと貪欲さが40歳までトッププレイヤーとしてやってこれた秘訣なんだなと感じました。そして言葉の持つ強さを改めてきづかせてくれます。