チームで結果を出すためには、結果を追い求めるのではなく、チーム内の関係の質から見直すことが有効であることを以前お伝えしました。でも、始めから関係の質が良けれは苦労はしないですよね。今日は関係性の質を高め方について考えてみます。
認識の眼鏡を変えてみる
結論から初めに言うと、管理職が、自分の認識の眼鏡を替えれるかどうかにかかっています。特に陥りがちなのは、「私はできるよ」眼鏡です。プレイヤーとして優秀だから、管理職に任命されているケースがほとんどですか。その為、悪気なく、寧ろ良かれと思って、自分のノウハウをメンバーに伝えようとします。でも、人はそれぞれ違うんです。自分が出来ることが、他者も出来ると考えてはいけません。
自分を知ること
でも、自分の当たり前だと思っている認識を疑う事はとても難しいことです。他者と自分の違いを理解する第一歩は自分自身をどれだけ理解できているかにかかっています。そのためは、他者からのフィードバックが欠かせません。忌憚のないフィードバックをしてくれる他者を呼びよせるには、日頃から上機嫌で、いじられ上手で、聞き上手なキャラクターである事が大切になります。人の上に立つ人は、能力よりも人柄というのは真実です。
時には失敗も成長の原資になる
他者からのフィードバック以外にも、失敗体験や、仕事以外でマイノリティになる経験なども、自分の認識を疑うきっかけになります。強烈な挫折経験を通して、初めて自分の認識に疑問を抱くことが可能になるからです。頭で理解するのでは限界があります。結局、プレイヤー時代にどれだけ多様な経験を積めたか、たくさんの失敗を乗り越えてきたかが管理職になってからの成長に繋がるように見えます。