クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【book】孤独がきみを強くする

 

 

今日は本のご紹介です。昨年末に岡本太郎展を訪れました。昔から岡本太郎さんの作品も生き方も好きでした。今日はそんな岡本太郎さんの一冊です。

個人的には社会人としてキャリアを歩み始めた時に、「自分の中に毒を持て」は私のバイブルでもありました。20年の時を経て、再び岡本太郎さんの著作を手にして読んだのですが、改めてその偉大さを感じます。それと共に自分の未熟さも実感しました。自分なりにはそれなりに成熟してきたつもりですが、思いっきり頭殴られた感じです。

 

www.kumabou.com

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好きな文章ばかりですが、「孤独がきみを強くする」の中で特に印象に残った文章を紹介します。

逃げたくなったら、挑め。

むなしい、どうにもならない中にいて、

弱気になって逃げようとしたら、

絶対に状況に負けてしまう。

逆に、挑むのだ。

無目的に、まったく意味のない挑み。

それこそが僕の生きるスジだった

 

弱いなら、弱いままで進めば、勇気が出てくる。

憂鬱感や不安のない人間なんていやしない。

自分を大事にして、かばおう、うまくやろう、傷つきたくない、

そう思うから不安になるんだ。

もし自分がヘマだったら、"ああ、おれはヘマだな"と思えばいい。

もし弱い人間だったら、''ああ弱いんだな"でいいじゃないか。

弱いからダメだとか、どうしてこう弱いんだろうと嘆いて、

自分自身を責めることで慰め、ごまかしている奴が多いんだ。

そういうのは甘えだよ。

もっと平気で、自分自身と対決するんだ。

こんなに弱い、なら弱いまま、ありのままで進めば、

逆に勇気が出てくるじゃないか。

 

個性的であることを怖れるな

みんな個性的であることを怖れる。

そのくせ、ちょっとひねって、自分をいささか生かそうとする。だから、萎縮しながらお互い殺しあってしまうんだ。

遠慮しないで、もっと好きな色をひらききればいい。

どんな色だって、色自体に良い色も悪い色もありはしない。

自分のほんとうに好きな色調を、平気で、

自信をもって生活に押し出すと、これが輝いてくる。

それぞれの個性が、楽しくぶつかりあえば、

全体にハーモニーが浮かび上がる。