私は横浜F・マリノス のファンです。小さい頃、漫画キャプテン翼が流行りその頃からサッカーが好きでプレーもしていました。サッカーはチーム戦術はありますが、局面局面が変化するので瞬間瞬間での判断も求められます。レイコンマ何秒で状況を判断して瞬時にプレーを選択します。個人が魅せる瞬間瞬間のプレーもサッカーを観る醍醐味の一つでもあります。今日はプロフェッショナルとライブの関係について考えてみます。
行為の中の省察
どんな分野でもプロフェッショナルと呼ばれる人は、即興の中で判断し具現化できる持ち主です。ジャズプレイヤーであれば、演奏しながらその場の状況を振り返りながら、瞬時に音を検証し、修正を加えながら次の音を紡ぎたしていきます。プロの料理人もレシピはありますが、食材やその日のコンディション等を考慮しながら、微修正して最高の一皿を提供します。これを専門用語で言うと「行為の中の省察」といいます。手足を動かしながら、同時に自分の行為を引いて見ながら、次の一手を繰り出します。私の仕事である人材育成でも同じです。同じ学習テーマを扱っても、受講者によって反応は違うので、それらを感じながら伝え方や伝える順番を変更したりします。即興に対応できるか否かは、プロの腕前を測るには良い物差しになります。
仕事が面白い時は必ずライブ感がある
この行為の中の省察をしている時、プロフェッショナルは次に起こりえる出来事と、それに対する自分の行動まで予測ができています。予測が出来れば心に余裕も生まれます。だから、どの分野でも卓越したプロフェッショナルは楽しくプレーが出来ます。逆もまた真なりで、活動が即興になればなるほど、ライブ感が高まりヒリヒリした仕事ができます。そういうライブ感が全開の場にいると、急速に腕前が上がっていきます。仕事が面白い、職場にライブ感で満ち溢れているのは人の成長では重要な要素であるというわけです。皆さんの職場はライブ感に満ち溢れていますか?