クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】やりたい事がなくても大丈夫

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私の生業は企業の人材育成を支援する仕事です。分かりやすい仕事だと、企業で実施される新人研修や管理職の研修を担当します。今、自分の仕事は天職だと感じています。大変なことも多いのですが、相対的に楽しいことの方が多いです。家族に今日はこんな面白い仕事があったと話するぐらいですから。ただ、入社した時は、今の仕事が天職だと思えるようになるとは想像もしていなかったです。今日は新入社員に向けてのお話です。

 

 

やりたい仕事なんてなかった

私が就職した時代は就職氷河期と呼ばれた時代です。就職活動はとにかく落ちまくった記憶があります。落ち続けると自分が否定されたような気分になり凹みましたね。なんとか今の会社に拾って貰った感じです。でも、当時は就職した会社がどんな事業を展開しているかもろくに理解していませんでした。入社してからも、特段やる気があるわけでもありませんでした。入社2年目になって、自分の力が全く上がっていない事に自覚し、このままでは仕事続けられないかもと考え頑張りだしたくらいです。何しろ就職難だったので転職の選択肢もありませんでした。

 

手応えなくても、出来る事から始めてみる

一念発起したはいいものの、簡単に成果が出るほど仕事は甘くありません。悶々としながらインプットを続けました。三年目で少し成果が出て自信がつきましたが翌年は転勤で、振り出しに戻るでした。でも、この転勤がお客様や良き先輩、コンサルタントとの出会いに繋がり飛躍的な成長と成果をあげることに繋がります。転勤前は、メチャクチャ気分がブルーだったのに人間現金なものです。自分自身の経験からも、人の成長は右肩上がりではなく、逆エビ反りなんだと気づかされました。また、人によって学習の仕方も異なり、成長速度が異なることもあとで知りました。

後々、理論的な背景も分かるようになるのですが結局自分より少しストレッチした経験を転勤を機会に積めたのが良かったですし、当時のチームに恵まれて安心して思いっきり仕事ができ、何より仕事が面白かったのが成長サイクルを回してくれました。でも、ここで重要なのは芽が出ない時も努力してた事です。準備できていたからこそチャンスをものに出来ました。

 

言葉が背中を押してくれる

もっとも私自身が努力家であった訳ではありません。尊敬する多くの先輩から、「君は見込みがありそうだから、頑張りなさい」という温かい言葉が背中を押してくれました。あんな立派な人がそう言ってくれるのだから、その期待に応えたいという一心でした。是非、職場に新人が配属されたら温かい期待の言葉をかけてあげてるといいと思います。

 

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