クマ坊の日記

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【ライフ】マネー・ショートとコロナバブル?と人材育成

コロナ禍になってからAmazon primeで映画を見る機会が増えました。最近見たのは「マネー・ショート」映画を見ながら、最近の株式市場と似ているようにも感じました。今日は映画と昨今の株式市場に関して考えていることです。

 

 

マネー・ショート

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

マネー・ショート華麗なる大逆転 (字幕版)

  • 発売日: 2016/06/22
  • メディア: Prime Video
 

まずは、マネー・ショートのご紹介です。2008年のリーマンショックの時の実話です。リーマンショックアメリカの大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズの破綻を契機にした世界的な経済危機です。その原因はサプ・プライムローンです。サブ・プライムローンとは住宅ローンを組み込んだ金融商品です。本来なら住宅ローンなど組めない人にもローンをどんどん組ませました。そして、そのような返済不能なローンを組み込んだ金融商品をばら撒いて儲けていました。しかし、そんなインチキが永遠に続くわけがなく経済は大クラッシュします。

このインチキにいち早く気づき、サブ・プライムローンが大暴落する方に掛けて、4000億円を儲けた4人の物語です。

タイトルに華麗なる大逆転とありますが、むしろ苦悩の物語です。何故なら、リーマンショックを当時予測する人はいませんでした。だから大暴落に賭ける彼らを周囲は馬鹿にしたり、彼らにお金を預けている人達からは強烈な反対を受けました。金融市場の公正さをある程度信頼していたのに、想像以上の金融市場の腐敗に落胆します。いざ、リーマンショックが起こると、多くの人々が露頭に迷うことに対して葛藤し苦しみます。

 

金融市場の闇

この映画を見ると金融市場の闇の深さに戦慄を覚えます。アメリカでは住宅は値上がりする資産だと考えられています。貧しい人からすれば、住宅を持つことは貧困から抜け出すアメリカンドリームの一つに見えました。そんな人々の夢につけ込み、本来、住宅ローンなど組めない人にローンをどんどん組ませます。飼っているペット の名前で申請して、ローンが組めるぐらいのずさんな実態です。なんで、そんな事が可能だったかと言うと、金融機関がサブ・プライムローンと言う金融商品を作りたかったから。作れば作るほど金融市場で売れたから。何故、売れたかと言うと銀行と格付け機関が結託して、この商品は安全ですよとお墨付きを与えて販売してたからです。詐欺同然です。

 

コロナバブル?

コロナ禍で実態経済はボロボロになのに、株高な状況が続いています。各国の中央銀行が経済が破綻しないように株式を買い支えしています。つまり、損する事がないのをみんな分かっているのでますます株式市場にお金が集まります。他に魅力的な投資先がないのもあってさらに資金が流入します。でも、実態経済は儲かってないんですよね。コロナ禍で経済を支えるのは当然なので、各国の政策は正しいと私は思います。でも、こんな状況がいつまでも続くことはないですよね。ワクチンが完成し多くの人々に接種され、コロナが落ち着き実態経済が回復するまで、この状況は続くと思います。ただバブルというのは思わぬところで崩壊が始まります。例えばどこかの国が債務超過で破綻してそれを契機に株式市場が崩壊するとか。私も株式投資をしていますが、そんなことを考えながらも投資を続けています。

 

 リーマンショックと人材育成

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 リーマンショックは人材育成の世界にも大きな影響を与えました。リーマンショックを引き起こした金融機関の経営幹部はハーバードやスタンフォードなどの卒業生でした。MBAホルダーであり、リーダーシップ教育を受けてきたエリートです。そんな優秀だと思われていた人が、欲にまみれた結果が、金融市場の崩壊でした。つまり、それまでの教育方針や内容が否定されたということです。多くの大学やビジネススクールが方向転換を余儀なくされました。

 

 

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