クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】良い研修か駄目な研修かを一瞬で判断する方法

f:id:kumabou2016:20210205172331p:image

今日もまたマニアックなテーマです。企業で働く人は、何年かに一回は研修を受講する機会があると思います。もしくは、研修まではいかないが社内で開催する勉強会に参加する機会もあるかと思います。たいていは、後ろ向きな気持ちで参加することが多いかと思いますが💦今日はそんな研修や勉強会の良し悪しを一瞬で見抜く方法をお伝えします。まあ、知っていてもあまり役には立ちませんが💦

 

 

目的が全て

良い研修か、駄目な研修かは案内に記載されている目的の表現を見れば一目瞭然です。例えば、目的に「営業力を強化する」と書かれていた場合はどうでしょう。賢明な読者の方々はお気づきと思いますが、当然、期待できない研修といえます。理由は2点です。一点目は目的が抽象すぎます。営業力ってそもそも漠然としたワードですし、強化もどういうことを指しているのか理解しにくい表現ですよね。二点目は対象者が明確でない点です。新人の営業力と中堅営業職とでは、内容もアプローチの仕方も異なって当然です。

 

表現に気をつける

日本人で良かったなと思うのは日本語を使う時です。少々抽象的な表現だったり、言葉が足りなくても意志疎通が図れてしまいますから。だからこそ、ビジネスでの表現方法は注意が必要です。話が横道に逸れました。

 

研修の目的を表現する時は、より具体的な表現でなければなりません。「営業3年目まで対象、営業クロージングができるようになる」とか書いてあれば、少なくとも、しっかり準備の上に研修が企画されていると判断できるでしょう。最後の「○○が出来るようになる」も重要なポイントです。

 

語尾が「学ぶ」や「紹介する」は駄目な教育の典型

学生向けであったり、趣味に関する講座であれば、「○○を学ぶ」「○○を紹介する」でも問題ありません。しかし、企業内で実施するトレーニングとしてはいただけません。何故なら、企業内での教育は学ぶことがゴールではないからです。使えてこそ価値がでます。もし、教育の内容がスキルではなく、知識であったとしたら、目的表現は「○○を説明できるようになる」や「○○を判断できるようになる」が適切です。

内容が知識でもスキルでもない研修もあります。例えばリーダーシップを向上させるために、「リーダーシップを体験する」とか「自分のリーダーシップを検討する」とか。とにかく、受講者の立場に立って、何を獲得できるかが理解できる表現になっているか否かが重要です。たかだか、研修案内の表現一つですが、それだけでも多くの情報を伝えてくれるものです。