クマ坊の日記

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【経営】共感の時代

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前回の記事で、これから企業内で求められる人材は境界を越えられる人だと書きました。しかし、ビジネスパーソンが境界を越えるのはなかなか難しいものです。今日は境界を越えるために必要な要件について考えてみたいと思います。

 

 

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境界を越えることは、非常に面倒なこと

これからの時代は、社会課題がビジネスチャンスであり、社会課題の解決はもはや自社だけでの解決は不可能であり、だから会社や業界などの境界を越えていける人が重宝される時代だと申し上げてきました。でも、この境界を越えると言うのは非常に面倒なことです。ポジションパワーは使えないですし、専門性も通用しないかもしれません。footballに例えたら完全アウェイですよね。薔薇の道は容易に想像できるわけで、出来ればそんな道は避けたいというのが人としてノーマルな反応です。

 

金儲けより共感

社会課題の解決はとても崇高な目的であり、大きなビジネスチャンスでもあります。でも、働く個人の立場からすれば「だから何なの」なわけです。ここで大切なのは、その社会課題に自分が本気で共感できるか否かです。従来も企業はビジョンやミッションを掲げてきました。それらに書かれてあることが、より金儲けよりこの社会をどうしたいかに重きが変わってくるのだと思います。東日本大震災やコロナを体験は我々により大きなインパクトを与えました。幼少期や学生時代にそれらを経験した若者はなおさらだと思います。

パーパスマネジメント

欧米では近年、パーパスマネジメントという言葉が使われるようになってきています。我々が存在する価値は何か?の中に、社会的意義が含まれていることがより重要だと言う考え方です。欧米であれば日本以上に金儲けに舵をきっている企業が多かったわけで、その行き過ぎが社会の隅々に大きな歪みをもたらしているわけです。そんな反動もあるのではないかと個人的には考えます。