クマ坊の日記

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【経営】非連続な時代の中期経営計画と北極生

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今日もSDGs絡みの記事です。これまで述べてきたように、企業がSDGsに取り組むという事は、社会価値と経営価値の両立させるという話です。これは相当大変な事で、これまで続いてきた経営の常識が変わるという事です。今日はどの企業も掲げている中期経営計画について考えてみたいと思います。

 

 

中期経営計画とは

中期経営計画とは、あるべき姿と現状のGAPを明らかにして、3年〜5年間でそのGAPを埋めるために、何する?何する?何する?をロジカルに計画に落としこんでいくものです。中期経営計画を立てる事で、企業の現状の課題を整理する事ができます。また大抵は売上だったり、利益目標だったり結果を測定できる数値で構成されます。また、中期経営計画の多くが3パターンぐらいのシナリオで準備されています。予定通り、予定より悪い、予定より良い。この辺りが中期経営が機能しなくなってきている背景でもあります。

 

中期経営計画が立てれない

コロナで多くの企業は中期経営計画を大幅に見直すことを迫られました。見直ししても未曾有の経験なので先が分からない。計画が立てられないと言うのが正直なところでしょうが。中期経営計画は前述したように、3つぐらいのシナリオを下に作成されるのですが、いずれかのシナリオに合わせて意思決定しようとしても、どれも中途半端な終わるという構造的な欠陥があります。ましてやこれだけ変化が激しいと中途半端じゃ済まなくなるのが現実です。

 

未来を予測する最善の方法は、それを発明すること

中期経営計画を立てずらい現代において、企業はどのように経営を進めれば良いのでしょうか。その解のひあが未来を自分で作ることです。以前、ご紹介した書籍「両利きの経営」でも主張されていた探索を行なっていくことに繋がります。でも探索するにしても企業が目指す姿がないと探索しようもないのが事実です。だから、企業はビジョンやパーパスというのを持っているかが大切になります。50年先、100年先に自分達がどうなっていたいのか、どのように社会に貢献していたいのか、天に輝く北極星のような志を掲げる企業だけが、非連続な世界を迷うことなく進めるのだと思います。

 

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