前回まで新規事業のテーマ検討について書いてきました。筋の良さそうなテーマが見えてきたらビジネスモデルの設計に取りかかります。
ビジネスモデルとは何だ?
ビジネスモデルって言葉はよく聞くようになりましたが、実は定義がバラバラです💦実はビジネスモデルと言う言葉が世の中に出回ったのはつ2000年に入ってからです。ネットビジネスを説明する文脈で使われ、以降ビジネス全般で使われるようになりました。投資家に説明する際にビジネスモデルを使ったほうが説得力がありますし、資金も集めやすいと言う訳です。さて、肝心のビジネスモデルですが、私が一番しっくりくる定義はマーク・ジョンソン先生が主張した定義です。「ビジネスモデルは、ビジネスが顧客と企業の双方にとっての価値をどのようにして創造・提供するかを表現したもの」です。クマ坊的には「そのビジネス何のためにやるの?どうやってやるの?儲かる匂いもするのか?」に答えられればいいかなと考えています。
イケてるビジネスモデルの5つの条件
では、イケてるビジネスモデルとはいったいどんなものでしょうか?
- 新規性
- 効率性
- 補完性
- 囲い込み
- 継続性
まずは、新規性です。文字通り「新しい」です。技術的なイノベーションに限らず、取引主体との関係や構造も含みます。文字で書くと堅苦しいですか、Amazon、Apple.メルカリをイメージ、Uber eatsをイメージしてください。
2番目は効率性です。従来よりも取引上のコストが抑えられるようにビジネスがデザインされているということです。このことによって適切な利益が確保できることに繋がります。しかし、既存企業が新規事業を立ち上げる時の落とし穴はここかもしれません。既存事業をベースに考えてしまうため、ゼロベースでコスト構造を検討できなかったりします。何故なら既存リソースを使おうとするから。企業が新規事業を立ち上げる時のメリットは社内のリソースにアクセスできる点です。しかし、同時に制約にもなったりします。
3番目は補完性です。単体では得られなかった効果を得ることができると言う話です。宿泊・民泊サイトのAirbnbがあります。世界192ヵ国、33,000の都市で80万以上の宿を提供しています。現在は宿に留まらず現地でのアクティブティも提供しています。
4番目は囲い込みです。InstagramやTwitter、フェイスブックを想像してください。より多くの人が利用する事で価値が増幅します。そうすることで顧客が他の製品やサービスに移らないようにすることが可能です。PayPayがあれだけキャンペーンするのも囲い込みたいが故ですよね。ちなみに余談ですがTwitter始めました。まだあまり呟いていませんが、ブログとも連携させましたので良かったらフォローしてください。
5番目は継続性です。ビジネスは継続が求められます。ビジネスが成長すればするほど顧客も増えます。ある日突然、享受してきた製品やサービスがなくなるのは辛いことです。継続して価値を提供し続けることも重要です。
ああ、ビジネスモデルの設計に入れませんでした💦 次回に持ち越しです。