クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

【人材育成】新人のトランジションを考える

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各企業の新入社員研修の詳細プランを作成しています。新入社員研修は同じようで実は各社各様です。ただ近年、狙いとして要望を頂くのは「トランジション」というキーワードです。学生から社会人にスムーズに移行させたい意図を感じます。

 

 

どう身を守るかに必死

私が新人だった頃は、「組織の歯車の一つにならずに、どうすれば自分らしく働けるか」みたいな事を考えていたように思います。尾崎豊を聴きながら、少年ジャンプを読み、ガンダムエヴァンゲリオンを見て育って育ってきたからですかね。今から振り返ると、社会に出ることに不安はありつつも希望も内包していたように思います。翻って最近の新入社員研修であう若者は、もっと切実に「働くことから、自分をいかに守るか」に心を割いているように思います。ブラック企業という言葉が市民権を持ち、過労死自殺なんてニュースもたくさん見聞きしているわけです。「どうしたら自分の身を守るか」に意識が向くのも仕方ないようにも感じます。

 

働く意義とは

ベタですが働くことの意義を会社や上司や先輩はしっかりと伝えることです。働くことで収入を得て自分の生活を向上させることはもちろんですが、働くことは自分が生きるこの社会をより良くする事に貢献できるということです。学生と面接をすると、私の時代と違ってボランティア経験がある若者が多いような気がします。そんな若者が多いからこそ、働くことと社会貢献の繋がりを説明することは重要です。

 

質問を奨励する

学生と社会人の違いの1つに「学び方の違い」があります。学生時代は先生が教えてくれますが、社会人は自らフィードバックをもらいにいかなくては成長できません。上司や先輩も忙しいですから。フィードバックをもらうことは難しいことではありません。要は「質問しろ」ということです。1つ話を聞いたら2つ質問するぐらいがちょうどいいと私は説明します。質問できるのは新人の特権です。新人が入ってきたら、質問の重要性と質問の仕方を指導することをお勧めします。

 

新人育成は職場の鏡

新人育成はその企業の風土を如実に映し出します。まるで鏡のように。テクニック的なことは前述しましたが、あくまでテクニックに過ぎないんです。人の成長の7割が仕事体験、2割が上司からの薫陶だと言われています。だから、どんな職場かは重要です。

例えば新人に主体性を求めるなら、上司や先輩が主体的でなくては話になりません。その為には、企業風土や職場文化が失敗やチャレンジを共有できるかどうかが求められます。上司や先輩が梯子外されたり、評価されなかったり、不利益を被っている姿をみたら、新人は主体性なんて発揮できませんよね。空気読むのも得意ですから💦