クマ坊の日記

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【人材育成】 「サルまね」とマネジメント

ちょっと前ですが、年末年始に「脳」科学に関する書籍をいくつか読んでいました。今日は脳科学から人の学びについて考えてみたいと思います。

霊長類から人類を読み解く なぜ「まね」をするのか

霊長類から人類を読み解く なぜ「まね」をするのか

 

 

 

猿は「サルまね」ができない?!

「サルまね」の意味は国語辞典で調べると「猿が人の動作をまねるように、考えもなく、他人のまねをすること」とあります。しかし、年末読んでいた本で衝撃的な事実が!「サルまねができるのは、実は霊長類の中では人だけ!」という一節です。

 

 人は1歳前後になると目の前にいる人の行為を真似るようになります。その一方でチンパンジーは他者の身体の動きはほとんど見れないそうです。そのため、他者の行為を真似る「サルまね」ができないそうです。そのため、木の実を石で叩き割る道具使用も効率的に学べないそうです。道具の使用に6〜7年かかるそうです。

 

環境と人の脳

私は脳科学の専門家ではないので、本からの受け売りの情報ですが。人の脳が他の霊長類と大きく変化したのは複雑な社会環境も影響していると考えられているそうです。多くの人と共同生活をすることで、他者への配慮や見えない未来を考えるなどが鍛えられたそうです。今も昔も、人と人のコミュニケーションは便利でもあり、ストレスフルでもあったということでしょう。多くの人とうまくやっていくには、多くの情報を効率的に処理する脳が必要だったということです。

 

脳を取り巻く環境の変化

前述したように、脳は社会環境に応じてその機能が発達してきた歴史があります。そして今、脳科学者が注目しているテーマの一つに、スマホが脳に与える影響があります。幼少期の経験は脳と心の発達に影響があります。

例えば、従来は顔をつきあわせていた人間関係が、SNSでのコミュニケーション機会が増えています。脳は当然、環境に適応した効率がいい脳の使い方を志向します。人の感情とか気持ちとか配慮できない人が増えるかもしれません。

 

マネジメントも変わる

そんなデジタルネイティブが社会人の中核になる頃には、マネジメントの仕方も変わるんだろうなと感じました。マネジメントでは「承認」という行為が、部下育成やモチベーションに重要な意味を持ちます。簡単にいえば「褒めたり」「賞賛したり」「勇気づけ」したりすることです。でも、もしかしたら今後はこのような行為をしても、全然動機付けされない人も出てくるのかもしれません。だって脳が表情を読んだり、面と向かってのコミュニケーション、いわゆる社会的報酬に魅力を感じなくなるかもしれないからです。ちょっと私の想像が飛躍しすぎかもしれませんけどね。