クマ坊の日記

人材育成と本とサッカーが中心のブログです

【戦略論】 イノベーション理論の源流をザックリと振り返る

f:id:kumabou2016:20180725063856p:image

新しいポジションになってから体験している未知のミッションとして、「新規事業」の研究があります。我が社は人材に関するコンサルティングファームですが、時代が変われば求めれる人材も変わるため、当然そのアプローチの仕方も変化します。そこで私たちもイノベーションが求めれるのです。今日はイノベーション理論の源流について、ザックリと考えてみたいと思います。

 

 

 

コンサルティングファームの成長の壁

私が生業としているのは人材育成です。しかし皮肉なことに我が社自身は人材育成で苦労しています💦 弊社に限らず一般的に高度に労働集約的で、かつ深い知識と経験を顧客から要求されるプロフェッショナルファームはベテラン中心の業務になりがちです。なぜなら、"深い知識と経験”が求めれるからです。そういった人材はすぐには育ちません。頭がいい人だけなら若い人でもたくさんいますが、結果を出すためには頭がいいだけでは不十分で、むしろドロドロした人間関係や政治的な修羅場を渡っていける人間力、周囲を巻き込むリーダーシップが必要だからです。そのためプロフェッショナルファームは急成長しようとすると、どうしても人の問題にぶち当たるのです。優秀なコンサルタントの人数が請け負える仕事の量を規定してしまいます。そんなビジネス構造を抱える我が社も、世の中の変化に対応できるようイノベーションが求められています。

 

イノベーション理論の始祖

クマ坊はそんな状況なので、現実の問題に着手する傍ら、改めてイノベーション理論について振り返っています。イノベーション理論の始祖はヨゼフ・シュンペーター先生です。歴史は意外に古く1912年に「経済発展の理論」の中で「企業家の行う不断のイノベーションこそ経済を変動させる」と主張しました。しかし、当時はこの論文はあまり注目されませんでした。数字的裏付けや根拠が乏しいという理由でした。

イノベーションの4つのポイント

シュンペーター先生はイノベーションは4つがポイントだと説明しています。いつもながらザックリな解説ですいません💦 専門家からは突っ込みどころ満載なのは十分承知していますが、とりあえず4つです。

  1. イノベーションの非連続性
  2. イノベーションの類型化
  3. 金融機能の重要性
  4. 企業家の役割

イノベーションの非連続性とはプレイヤーが変更される点が特徴です。論文の中では、鉄道の建設者は郵便馬車の事業者ではなかったと説明しています。現代を見ても同じですね。AppleしかりGoogleしかり。イノベーションを起こる際は、いつもその担い手であるプレイヤーがガラリとかわります。

 

イノベーションの類型化とは、イノベーションは技術革新に頼るものでなく、新しいビジネスモデルを生み出すことで生まれるということです。論文の中ではそのパターンをいくつか類型化しています。

 

金融機能の重要性は、イノベーションのためには新しい投資が必要であるということです。シュンペーター先生は経営学者ではなく経済学者でした。先生はイノベーションには投資が必要であり、銀行がお金を貸し出し、イノベーションの普及後に回収するサイクルを回すことで景気が循環すると経済学者として主張したのです。

 

企業家の役割とは、イノベーションを起こすのは、一般的な経営者ではなく、企業家(起業家を含むアントレプレナー)であると主張します。

 

やっぱり「結局は人だよ人!」ってことですかね。