先日、お客さまと「我が社の社員は、本を読まなくなった」という話題で盛り上がりました。確かに活字離れは顕著で、多くの出版社が苦労しています。今日はビジネスパーソンにオススメの読書法を紹介したいと思います。
成人の40%が年間に一冊の本も読まない
お客さまの「我が社の社員は本を読まない」は当たっていました。文化庁の日本国民の2017年の読書量調査によると、成人の40パーセントが年間に一冊の本も読まないそうです。平均の読書量は年間で8.3冊だそうです。出版不況と言う言葉も納得です。
何故読書が必要か
一言で申せば自分ね知見を広げるためです。ビジネスパーソンの視野は歳を取るにつれ視野狭窄に陥ります。仕事に習熟すればするほど、目の前の仕事に関係ない情報はインプットしません。短期的には何の役にも立ちませんから。でも、変化が激しい時代に生きる我々は絶えず情報のアップデートが求められます。今の仕事が未来永劫保証されて、かつ十分な収入が期待される仕事なんて奇跡的ですから。「井の中の蛙大海を知らず」にならないためには読書というのは手っ取り早く始められる学習方法であります。
1テーマ多読がオススメ
これは私の読書スタイルですが、1テーマ多読がオススメです。AIの事が知りたければ、AIのテーマに書かれた本を10冊ぐらい集中的に読みます。じっくり読まず、サラッと目を通します。10冊読むとどの本にも書かれていることがあります。そこがそのテーマの王道になります。王道を理解した上で、各本のとんがった主張で気になる点を読み進めるとそのテーマの全体感を掴む事が出来ます。
この読書スタイルは、20代に身につけました。幸い私の仕事は、書籍で学んだ情報が即、仕事で使える仕事でした。専門用語では、この事を学習転移といいます。
全く関係ない分野の書籍も見てみてる
私は月1〜2回は大きな書店で立ち読みします。自分とは関係ない分野の書棚も周るようにしています。すると思わね発見があったりします。全く関係ない専門書に書かれてある事が今の仕事に参考になったりします。この書店の周り方は、テレビである作家さんがしていたのを見て真似るようになりました。立ち読みしてアンテナに引っかかった本を購入します。自腹なので痛いですが、自腹だからこそ本を選ぶ嗅覚は養われたのだと思います。
読書会のススメ
本を読んだら、読書メモをつけるといいですよ。インプットだけでなく、本から何を学んだかをメモという形でアウトプットしとくと、より自分が使える情報になります。欲を言えば、気の合う仲間と読書会すると更にいいですね。