クマ坊の日記

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アンジェ・ポステゴクルー 監督のリーダーシップを妄想してみた

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今日の試合が終わると、Jリーグはワールドカップ期間でお休み。中断期間の前の試合は勝利したい。気分いいですし。

 

今週は様々なリーダーシップ理論をご紹介してきました。リーダーシップの視点でも注目しているのが横浜F・マリノスのアンジェ・ポステゴクルー 監督です。

 

横浜F・マリノスがトライしているのは、特殊なサッカーです。頭を使った理詰めシステム。嵌れば魅力的なフットボールを展開できますか。。。90分間このフットボールを実践するのさ至難の業です。だから理論的には素晴らしいのですが、実践できるチームは世界のトップクラブの一握り。プロの世界から見れば負けるリスクが高すぎて、このシステムを採用しない判断が当たり前なんです。

 

唯一、大成功したのは今年イングランドプレミアリーグで優勝したマンチェスター・シティのみ。技術も年俸も桁外れに高い選手達を揃え、世界屈指の名監督グアルディオラが指導したからこそ実現できました。そんな難しいシステムに横浜F・マリノスはチャレンジしています。

変革のリーダーシップ理論に照らして考えると、監督は選手とサポーターに対して魅力的なビジョンを提示しました。通常、そのビジョンをメンバーに信じてもらう時点で第1の壁があります。素人から見ても難しいと感じる戦術です。でも、僅か1か月で選手達の信頼を監督は獲得したように見えます。開幕後も勝てない日が続きます。初めは威勢が良くても結果が出ないと不安や不満が高まり、チームは内部崩壊します。しかし、選手からそのような声は聞こえてきません。この時点でポステゴクルー 監督のマネジメント手腕は優れているように私には見えます。

そして結果が出ないなか、普通なら焦って方針を曲げる監督もいるのに、方針がブレません。結果が出なくても方針に沿ったチャレンジをした選手は賞賛し、逆にグランドでチャレンジしなかった選手には怒る。でも、試合の敗因を個人名を上げて戦犯にすることもしません。選手を守ります。漢気ある監督だなと思います。

 

適応のリーダーシップの記事謝って削除してしまいました💦

適応のリーダーシップの理論に当てはめると、今日ね試合までは観察期間だったと思います。公式戦で観察というのはサポーターにとって失礼な話ではあるのですが。勿論、勝利を目指して戦っているのですが、勝ちを拾うための対処方法はあえて取らず選手達を観察し解釈していたのだと思います。

 

 

中断期間中に監督は具体的な手を打ってくるでしょう。選手のポジション、どんな指導を与えか。だから中断明けのチームがどのように変わるかで、監督のトータルの力量が分かるのでしょう。ただのロマンチストな愚将か、あるいは名将か。でも、どちらであれ今日は気分良く勝ちたいらです。

ちなみに今日の対戦相手はV・ファーレン長崎。こちらのオーナーはジャパネットたかたの創業者である髙田会長。リーダーシップ対決だったりもします?