
昨年「罰ゲーム化する管理職」というタイトルの書籍がヒットするぐらい、管理職受難な時代です。今日は、そんな厳しい環境でも成果を上げるマネジャーの特徴について考えます。
成果の解像度がどれだけイメージ出来ているか
仕事柄、多くの企業にお招き頂き管理職対象の研修を担当します。業界も会社もバラバラですが、管理者の問題は似通ったケースが多いです。それは何かと言うと、「成果の解像度が言語化出来ていない」です。売上とか利益とかの目標は明確ですが、その成果が達成出来た時の状態を言語化できていません。達成状態が言語化出来ていないので、ゴール達成に至る道筋も見えていません。道筋が見えないので、メンバーへの期待役割も明確に決められない。ゴールが見えないまま、走り出すわけですから迷走するのは当然です。
会議のスケジューリングが絶望的に下手
さらに追い打ちをかけるのが、会議やミーティングの設定の不味さです。従来の慣習で会議形式を決めてしまっている。新たな会議を設定するも、とりあえず関係しそうな人材をアサインする。根拠なく開催頻度を設定する。ゴールイメージが曖昧だから、プロセスもイメージ出来ないし、プロセスの中で重要な役割を果たす会議やミーティングの設定もアバウトでスタートしてしまう。
無自覚がさらに悲劇を生む
厄介なのは、管理者自身が上記のような状況に違和感を感じずマネジメントを進めてしまう点です。経営からは明確な数字目標は落ちてくるし、期限も決まっている。リソースも限られるわけて、そんな中でストレッチしたゴールを目指さなければならない。業績に対するプレッシャーは半端ないですか。そのため、自分の経験値、価値観に照らしあわせて、疑いもなくマネジメントを進めます。ここに落とし穴があります。その進め方が「思い入れ」なのか、それとも「思い込み」なのか。前者であれば成果が出なくても検証は可能です。検証が可能であれば立て直しも可能です。一方、後者であれば検証は難しいし、また同じ失敗を繰り返す可能性が高いです。
成果が上がっている時は問題ないのですが、結果が出ないと、職場メンバーの不平不満は高まります。リカバリーしようと様々な対策を打ち出しますが、ゴールイメージがそもそも曖昧で、プロセスも曖昧、マイルストーンも曖昧。そんな状況で対策を打ち出しても効果があるはぜもなく。次々と降りてくる新たな施策で現場は徒労感だけまし、会議はお通夜状態。。。泥沼から抜け出すのは難しいです。