クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】「なぜ」で行き詰まったら「どこ」で考える

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昨日に引き続いて、今日も問題解決のスキルについて考えてみます。

 

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なぜ?なぜ?なぜ?

解決する問題を特定できたは、その問題の真因について考えます。真因を考える際に使われる原則が「なぜを5回繰り返せ!」なんて言われます。改善を繰り返すことで、強靭な生産ラインを築いてきた日本の製造業では、「なぜなぜ分析」は基本のキとされています。一般的に「なぜ」を5回繰り返すことで、問題の真因が見つけだすことができると言われています。

モグラ叩きにならないために

問題の真因を発見しなくてはいけないのは、その場凌ぎの問題解決で留めておくと、また違った形で問題が再発してしまうからです。製造ラインを止めるだけで、莫大な損失を企業に与えるわけですから、真因を見つけだすことは重要なわけです。もっとも扱うものによって問題解決の取り組み姿勢は変わりもします。例えば、私が生業としている人材育成は新しい商品、サービスを開発するハードルが低いです。コストもリスクも遥かに製造業と比べれば低いです。その為、真因を深掘りするより、スピード重視でとりあえず作ってみて素早く検証するほうがビジネスとしては求められます。最近、製造業の世界もソフトウェア抜きではビジネスは考えられません。そのため、多くのITエンジニアを採用しています。しかし、仕事の進め方一つとっても、モノづくりの現場とは考え方が異なります。問題解決の仕方や進め方も同様です。そのため、古参の社員と中途で採用されたITエンジニアとの間で、コンフリクトが起こっていると聴くことが増えました。

「どこ」で考えてみる

少し話が脱線しました。日本企業、特にモノづくり企業では、なぜを5回くり返して考えるのが常識になっています。しかし、「なぜ」の問いだけでは明確な原因が分からない時もあります。そんな時は、「どこ?」という問いを挟むと、ブレークスルー出来る時もあります。例えば、PCが液晶プロジェクターと繋がらないとします。その際に、PCの問題か、液晶プロジェクター側の問題か、ケーブルの問題かなど、「どこ」を明確にすることで、真因を探すのに役立つ時があります。特に試行錯誤しながら、真因を探すときは有効です。