クマ坊の日記

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【マネジメント】目標は権限とリソースと評価とセットで貰う

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ご多分に漏れず我が社も課題が山積しています。経営からは無理難題が毎年降ってきます。その度にブルーな気分になります。宮仕えであるビジネスパーソンはみんな同じような感情を抱くのではないでしょうか。そんな目標が降りてきた時に、私がどんな風に上司に相談しているかをご紹介します。

目標と言う名のノルマ

毎年、問答無用で数値目標が現場へ下りてきます。ライバルとの厳しい競争に勝ち抜かないと、企業の成長や存続はないのですから仕方ありません。どれぐらいの目標値を設定するかは経営者のセンスによりますが。楽勝な目標を設定された経験は皆無です。もはや、目標というよりノルマに近い感覚です💦 ただ、ノルマという感覚を持ちながらメンバーに目標を展開するのはよくありません。メンバーも目標ではなくノルマとして捉えるのが目に見えています。一旦、咀嚼して自分の目標として捉え直す必要があります。具体的には目標達成のための計画をゼロベースで考えてみることです。現状のリソースありきで考えると達成不可能に見える目標でも、前提条件を取っ払うと打ち手はだいぶ見えてくるものです。私はこの作戦を妄想する時間が結構好きです。いくつかプランを検討したら、その中で一番確率が高そうな計画を中心に検討を進めます。

 

権限とリソースを獲得する

ラフな計画を検討したら、必要な権限やリソースについて上司と相談します。特に金とヒトに関しては粘り強く交渉します。交渉しても、簡単に引き出せる訳ではありませんが、期初にしっかり対話しておくことが必要です。ストレッチした目標を達成するためには、それなりの根拠が必要です。メンバーが活動する上でも、希望や根拠はとても大事です。また、評価基準についても交渉します。この目標を達成した時にどんな評価をつけるかです。どのような状態がSABCDに位置づけられるかです。特にストレッチした目標が設定される時は事前に握り合うようにしています。勿論、期末の全体業績とも絡むので、握った通りにならない場合もありますが、頑張ったらどのような評価が貰えるかがイメージが湧いた方が、メンバーの動機づけもしやすいからです。

 

上位下達で目標設定できる時代ではない

細かく思われるかもしれませんが、上位下達でメンバーが動いてくれる時代ではありません。目標達成の為には、上司も巻き込み管理職自身がマネジメントしやすい環境を整えることが非常に大切です。