クマ坊の日記

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【マネジメント】解除後の第一声に何を語るのか

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緊急事態宣言が解除になりましたが、我が社は6月一杯まで基本在宅です💦 メンバーとは在宅勤務中もZOOMやチャットでコミュニケーションをとってきました。しかし、解除後に管理職が第一声で何を語るかはとても大切です。

 

 

まずは雑談

最初は当然、メンバーへの労りの言葉でしょう。在宅勤務だったメンバー、業務で出社を余儀なくされたメンバー共に頑張ってくれたわけですから、まずは感謝の言葉を伝えてください。できれば緊急事態宣言中の自分のエピソードや短い感想を自己開示した上で、メンバー1人ひとりから、同じようにエピソードを話してもらうといいと思います。いわゆる雑談ですね。でも、この雑談をする事で冒頭の労りの言葉もメンバーに染みるのではないでしょうか。気持ちはあっても仏頂面で感謝の言葉を発してもメンバーには伝わらないないと思います。人は自分に関心を持ってくれるから、相手にも関心を持ってくれます。

 

風を読む

メンバーが管理職の言葉に耳を傾けてくれるような状態を整えたら、次は現状に対する見解を語りましょう。当然、まずは経営トップが社員に対してメッセージを発信するのが第一です。しかし、経営が語るメッセージは多くの社員に向けて発せられるので抽象的にならざる得ません。トップのメッセージを受けて、自職場をどう捉えるかです。経営環境を取り巻く風が現在どのように吹いているのか。今後はどのような風が吹くと考えているのか。100年に1度の厄災です。今後、どうなるなんかなんて誰も予測できないなんて事はメンバー全員理解しています。知りたいのは、うちの上司がどのように解釈しているかです。その解釈が共感できるストーリーなのか?希望を抱かせるものなのかが重要です。決して気合いだけで語らないことです。そして、我々はこれからどのような仕事に集中していけばいいのかという具体的な行動を示さなくてはいけません。

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何に集中し、何をしないのか

解除後、多くの職場は混乱しているでしょう。課題は山積しています。何を優先して、何をやらないのかを決めるのは管理職にしかできない仕事です。勿論、管理職と言えども何を優先すべきかは迷うところです。だから、メンバーから情報収集しながら、メンバーと相談しながら、オープンの場で議論すべきです。何をやるかも大切ですが、どのようなプロセスを経て決めたかも重要です。それだけでもメンバーのコミットメントは違ってきますから。

もっとも、ダラダラと議論を重ねる時間もありません。少ない情報で意思決定をしなくてはいけないので、管理職にとってはタフな状況が続きます。でも、最後の意思決定だけは管理職しかできない仕事なんですよね。