仕事柄多くの企業に訪問させて頂きます。一部上場企業の大企業から、創業間もないベンチャー企業。エリアも東京はもちろん、地方のあちこちに出かけています。人材開発や人事施策のご相談を受けて伺います。人材開発は経営と表裏一体です。だから、企業へ伺った際はよく観察します。今回は企業訪問した際にチェックするポイントをご紹介します。
目次
受付を見る
企業訪問して最初に訪問するのは、当たり前ですが受付です。受付の係がいる会社。無人の受付。どちらがいい悪いはありません。ただ、会社のカラーは察することができます。また、受付の人の対応の仕方でも仕事の水準を推察することもできます。
社員用の傘立てを見る
社員用の傘立てを観察します。晴れているのに、置き傘が多かったりすると、ルーズな会社かなと感じます。
社内の掲示物を見る
会社の方針や、スローガンを見ます。経営は大切にしているけど、出来ていないことかなと見ます。できていることは、今期の方針とか、スローガンにはあげませんから。
社員の挨拶を見る
外部の人間に対する挨拶を見ます。挨拶しない会社もありますが、大丈夫かなと感じます。周囲に関心がないと言っているようなものですから。
トイレを見る
トイレが汚いと、社員をあまり大切にしていないかなと思います。設備が古い、新しいもありますが、それ以上に綺麗にしているかどうかが重要です
製品、サービスを見る
不思議なもので、作っている製品やサービスはその会社のカラーを表していることが多いです。精密な製品を作っているお会社は、細かい所にこだわった仕事をしていますし、硬い製品を作っている会社は手堅い仕事の仕方をしています。
社長・担当役員を見る
社長や担当役員と打ち合わせをする際に、自分の言葉で話しているか。部下が同席するのは全く問題ないのですが、いちいち部下にその場で確認したりする会社は大丈夫かなと心配になります。
番外編
生花が置いてある職場は、いい会社が多い気がします。生花を育てるのは手間がかかります。周囲に気を配り、人も大切にし、丁寧な仕事をしているような気がします。
まとめ
普段、企業訪問なんかしないと思いますが個人で株式投資している方々は多いと思います。株式投資は財務データをしっかり見るのが大原則ですが、定性的な情報として意識してみると面白いですよ。シャーロックホームズになった気分で五感を働かせて情報収集してみると、少ない情報からも見えてくるものもあります。