クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】石の上にも三年は正しかった?! 5000時間の法則

f:id:kumabou2016:20240321112833j:image

「石の上にも三年」と言う諺がありますよね。三年も座っていれば、冷たい石も暖まるという意味から転じて、成功するには辛抱や忍耐が大切だというものです。この諺ね由来は禅僧の開祖である達磨大師なんて言われたりもします。今日は人の成長について考えます。

 

三年は意外に的を得ていた

「石の上にも三年」の三年は三年間を指すのではなきて、それぐらい長い時間が必要という例えだったそうです。だから三年自体に意味はないと言われています。

しかし、その一方、人の成長を研究する熟達化理論の中では「5000時間仮説」というのが存在しています。この仮説では、どんな人でも5000時間ひとつのことを練習すれば熟達化するというものです。ピアノでも、スキーでも、ゲームでも。この5000時間の長さが絶妙で、毎日5時間練習すると3年間で5000時間に到達します。諺を伝えてきた昔の人も肌感で感じていたのかもしれませんね。

 

一流は10年

熟達化の研究ではもう一つ重要な仮説があります。どの分野でも一流になるには10年かかるという仮説です。心理学者のアンダース・エリクソン先生が実証実験によって提唱されました。これは私たちの経験則と照らし合わせてみても納得できると思います。

 

迷わず行けよ

5000時間も10年も長い時間です。忍耐強くや辛抱だけでは到達できません。好きとか、得意とか継続できる何かがないと続けられません。それらは全て自分の中にしかないわけです。自分自身を知ることが熟達化の第一歩です。

例え道がなかったとしても、自分の心に従い、迷わず歩き続けられた人が、成長できるように思います。

アントニオ猪木さんも言っていました。「この道をゆけばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、踏み出せばその一足が道となる。迷わず行けよ 行けば分かるさ」