クマ坊の日記

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【人材育成】育成には時には、ご褒美も必要

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人が成長するには経験が7割だと言われています。そして前回の記事では、熟達化するにはそれなりの時間がかかるとも説明しました。それだけの時間を費やすには、自分の好きなことや得意がことでないと続けられないともお伝えしました。でも、好きでも心折れる時もありますよね。特にレベルが増すに連れ、壁にぶつかって嫌になることもあります。今日はそんな壁にぶつかった時のコツをお伝えします。

失敗が多い時は、スモールステップを意識する

どんなに好きなことであっても、やる気を失うことはあります。何度トライしてもうまくいかない経験を皆さんもお持ちだと思います。人は経験から学ぶので、失敗経験自体は悪いことではありません。しかし、流石に失敗ばかり続くと心が折れるのが普通です。超一流のアスリートは、その壁すらもメンタルの強さで乗り越えてしまうかもしれませんが、そのような人は少数派です。私のような凡人は簡単に心が折れます。失敗が続くと、違う意味で学習してしまいます。「何度やっても私には出来ないんだ」という事を学んでしまいます。そのような事態を回避する上ためには、失敗が続いたら自分がクリアできるレベルまで戻ったり、プロセスを細分化して、挑戦すべきプロセスをスモールステップ化することが重要になります。でも、これは1人では難しい作業です。だから、コーチや講師など必要になります。名コーチと呼ばれる人たちは、教え子に合わせてこのスモールステップを設計できる人であるとも言えます。

 

ご褒美も時には大事

学習をスモールステップに再設計したとしても、学習ゴールに到達するまでには、トレーニングに時間がかかることもあります。そのため、大事なのはトレーニングし続けることです。それがやる気です。本人もサポートするコーチや講師も、何が動機づけに繋がるかを理解しておくことが大切になります。トレーニング中のフィードバックはもちろんですが、トレーニングが長期に渡る場合はそれ以外の働きかけの手段も持っておくと良いです。例えば、私は食べることが好きなので、ご飯やケーキで簡単に動機づけされます。人によって動機の源泉はバラバラです。言葉をかけるにしても、人によって琴線が揺さぶられるワードやタイミングは様々です。教える側は教えられる側を普段からよく観察して、その人物を良く知ることが大切になります。