クマ坊の日記

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【book】不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき

 

今日は本のご紹介です。おおたとしまささんの 「不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき」です。私の娘は現在五年生ですが、小学二年生の冬から不登校です。娘の心が壊れる前に不登校を選択できたのは良かったと感じています。この先も一般的ないわゆる学校には行かないのではないかと考えています。でも、学校に行かない=学習しないではありません。私が考える学習とは、狭義のお勉強とは違います。10年後に社会で生きていくための学習です。人間関係とか、自分自身を振り返る力とか、自己肯定感とか、その為の準備を指します。その為の学習の選択肢について、夫婦で考えています。今はSNSのおかげで同じような悩みを抱えている方々と繋がることができ、多くの情報が入ってきます。その一方で、多くの情報をどのように取捨選択して判断するかで悩みもします。子ども1人ひとり違うので唯一の正解なんてないんでしょうが。

この本は、学習の選択肢を考える上で、大変参考になっています。不登校になった子どもに対して、どんな学の選択肢があるのか。それぞれの学びの良い点、気をつけなければいけない点を、丁寧な取材に基づいて著者の見解も描かれています。

不登校の子どもに対する学びの場は、もの凄く増えたことを実感します。目の前の子どもを助けたいという一心で受け入れ先を作ってきた人々の努力には頭が下がります。また、本を読んでいて、これまで不登校で苦しい思いをしたお子さん、子どもを支えてきた親御さんが沢山いたのだなとも思ったら胸が熱くなりました。

不登校で苦労されている家庭にお勧めの一冊です。私たち夫婦も多いに参考にさせてもらっていますし、勇気をもらえた本でした。