今日は本のご紹介。村田沙耶香さんのコンビニ人間。2016年に芥川賞を受賞した作品です。読んだ感想は、世の中の空気感というか、人が抱いている深層心理を引っ張りだしているようで、少し怖かったです。
後は私の娘のことも考えました。もう2年半不登校なわけですが、世間からするとイレギュラーな存在だと見られているわけです。一般的な普通とは外れるわけですから。今はまだ家庭にいるので守られていますが、いつかは否応なしに同調圧力に晒される。その時にしなやかに生きられる女性であってほしいなと思いました。
読後感はもやもやしますが、大事なことを問題提起している小説でした。
