クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】新商品開発と胃薬

f:id:kumabou2016:20200119204239p:image

年初の目標通り、新商品・新サービスの開発に勤しんでいます。普段、研修で偉そうに話しているのに、いざ自分がその立場になると思うようにいかないものです💦 今日はそんなお話です。

 

外野の期待は右から左へ受け流す

新事業、新商品、新サービスに対する期待は何時も高いです。私も現在、いくつか携わっていますがヒシヒシと視線を感じます。特に経営からの期待💦 期待だけならいいんですが、有り難いアドバイスも頂戴します。本当に欲しいのはヒトとカネなんですがとも言えず、全力でうなずきながら、右から左へアドバイスは受け流します。「教育」というサービスはここが厄介で、100人いれば100通りの「教育論」が存在するわけです。全部正しいけど、全部誤りでもあります。ここは聞き流すのが一番です。

 

コンセプトは引き算

 現在、開発を進めている一つめの新商品・新サービスは既存市場に対して顕在化しているニーズに対してぶつけていきます。マーケティング的に言うと競合が血で血を洗うレッドオーシャンと呼ばれる市場です。レッドオーシャンの市場に突っ込んでいく意思決定自体どうなんだ?という疑問もありますが、そんなマーケットでもポジショニングを変えることで勝算はあると考えています。なぜならマーケットのニーズ自体が変わりつつあるから。現在は私が捉えているニーズの変化の検証を行っているところ。具体的にはターゲットになる人とその周辺の人々に会いにいき、ひたすら観察し、疑問に感じたことを率直に質問しているだけですが。ある程度、ニーズが掴めたらシーズとアイデアを検討します。ニーズが掴めていても、それを解決する術が従来通りであれば顧客は振り返りません。”なるほどー”と驚くコンセプトとそれを下支えするシーズとアイデアがポイントです。ここで気をつけるのは盛り込みすぎないこと。むしろ大胆に引き算をしていく。ここは悩みどころです。何度も何度も仮説をつくって、プロトタイプを試作して顧客の反応を見るほかありません。カネと時間は限られますから、どこまで粘れるか。どこで妥協するか。ここが商品開発で一番が面白くもあり、胃が痛くなる期間です。ということで胃薬が手放せなくなります。コツコツ頑張ろう。