暖かくなってきましたね。学生さんはそれそろ、会社説明会が始まっている頃ですね。就職活動悔いが残らないよう頑張ってください。就職活動をする学生がいれば、当然、企業側には採用担当者がいます。今日は採用担当者の面接術について考えてみたいと思います。
企業も学生から選ばれる時代
採用を取り巻く環境は一昔前とだいぶ様変わりしましたね。企業が学生を選ぶ時代から、学生からも企業が選ばれる時代になりました。1人の学生が就職希望先と考えているのは平均10社だそうです。10社の中から我が社を選んでもらえるようにしなくてはいけません。採用担当の仕事のハードルは格段と上がっています💦その一方でこの状況を理解できていない経営陣も数多くいます。我が社が選ぶというパラダイムに捕らわれたままの人達です。
採用面接での印象は重要
我が社を選んでもらう条件は、人それぞれでしょう。給料、福利厚生、勤務形態、企業の成長性、企業の安定性、最近ではその企業が社会貢献しているかどうかも重要な要素の一つになっています。そして、意外に大切なのが面接官の対応です。学生は面接官を通じて、その会社の雰囲気や自分に合うかどうかを判断しています。つまり、面接官の面接スキルというのは、採用において非常に重要だということです。しかし、多くの面接官は面接スキルに関して学ぶ機会がありません。経験と勘で乗り切っているのが現状です。
面接で重要な3つのポイント
- 対話
- 質問
- 感じの良さ
対話型の面接になっていますか?
面接の目的は人物評価です。優秀かどうか?我が社の社風に合うか?職場で一緒に働きたい人物か?そのため、様々な質問を複数の面接官が投げかけて学生の反応を伺います。しかし、それが行き過ぎるとこんな面接になります。
面接官A:「学生時代に熱心に取り組んだことは何ですか?」
学生:「サッカー部でした」
面接官B:「我が社を志望した動機は?」
学生:「御社の企業理念に惹かれました」
面接官C:「勤務地は全国だけど大丈夫?」
一問一答のやりとりになっている面接は結構あるのではないでしょうか?もはや面接というより事情聴取に近いです💦対話型の面接にするには、同じようなテーマについて質問をしていくことです。前述した例で言えば「学生時代に熱心に取り組んだことがサッカー」であれば、その事に関連した質問をしていくということです。