クマ坊の日記

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【ビジネススキル】ブルーオーシャン戦略をザックリ解説してみる

今日はマーケティングのお話です。ブルーオーシャン戦略って聞いたことありますか?発表されたのは13年以上前です。当時、お客様から発売されたばかりのブルーオーシャン戦略の本を渡されながら、「クマ坊さん、この内容を分かりやすく伝える研修を実施してくれ」と懇願されました。私も本で読んだだけですから「できません」と断ったのですが、「クマ坊さん流でいいからやってくれ」と言われて、研修を企画・運営したのを鮮明に覚えています。ポイントをサクッと説明したいと思います。

 

 

ポーター先生にもの申す!

マーケティングの大家と言えば、今も昔もマイケル・ポーター先生です。ポーター先生はいいました。「戦略とは競争に打ち勝つことだ!そしてその戦い方はマーケットを絞るか絞らないの他には、コストリーダーシップ戦略から差別化戦略しなない!!」そして誰もが、高付加価値の差別化とコストはトレードオフの関係だと納得していました。

 

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しかし、そこにもの申したのがチャン・キム先生とレネ・モボルニュ先生の2人でした。先生達は「よい戦略とは、敵のいない新しい市場を創り出すことだ」強豪がひしめき、戦いの血で染まった「レッド・オーシャン」ではなく、「新しい価値をもとにしたブルー・オーシャン」に繰り出そうと主張したのです。

2人は世界中の企業の150の戦略を調べ上げました。勝ち組みも負け組みも。事例で取り上げたのはAppleipodスターバックス、シルク・ドウ・ソレイユ、QBハウスなどでした。ブルーオーシャン戦略のポイントは新しい市場コンセプトの創出とそれを実現するCapabilityの創出が大切だと主張した点です。そして、差別化とコストリーダーシップはトレードオフの関係ではなく両立するものだとしたことも企業経営者に対してはインパクトがありました。
 

ブルーオーシャン戦略のコア技術

昔からマーケティングはポーター先生が主張するポジショニング学派の主張と、バーニー先生が主張するCapability学派の2派が凌ぎを削っていました。どちらかというとポジショニング学派のほうが分かりやすかったんですね。様々な分析ツールもありましたし科学的にみえました。その一方でCapabilityは明確な分析手法はなく、どちらかというとアートのようにみえました。

ブルーオーシャン戦略がポジショニングとCapabilityの融合を主張し、それが受け入れられたのは、科学的な分析ツールがあったためです。それが戦略キャンパスです。キム先生たちが実際の企業コンサルティングをするなかで生み出した実務的な分析ツールです。自社の戦略を再構築する際に、「なくす・減らす・増やす・創る」など12種類の視点が具体的に提示されました。例えば、QBハウスは、従来の理容室で当たり前だった、髭剃りやシャンプーなどのサービスを減らす代わりに早さや安さという新しい価値を生み出しました。

 

ブルーオーシャンは期間限定

魅力的に見えたブルーオーシャン戦略ですが、事例であげていたAppleipodスターバックス、シルク・ドウ・ソレイユ、QBハウスのその後の経緯を見てみると、未来永劫ブルーオーシャンではないことがわかると思います。ブルーオーシャンは成功すればするほど競合が参入してくるので、すぐにレッドオーシャンになります。つまり、ブルーオーシャン戦略は期間限定なんですね。楽なビジネスはなかなかないですね。