今日はメンタルヘルスのお話です。私の知り合いのメンタルヘルスの専門家がメンタルヘルスを崩してしまったという経験からメンタル不全について考えてみたいと思います。
Bさん
私とBさんが知り合って10年。私が企画したメンタルヘルスの研修に出講いただいていました。Bさんはメンタルヘルスの知識が豊富で、分かりやすい語り口、そして本業はカウンセラー。メンタルを崩す前の未然防止や復帰支援に関する経験が豊富な人でした。
メンタルヘルスの専門家でもメンタルを崩す
そんなBさんがメンタルヘルスを崩したのは半年前でした。風の噂ではメンタル崩しがちとは聞いていたのですが、専門家なのであまり心配していませんでした。先日、仕事の相談があり電話さしあげたら、自体が尋常じゃないことが分かりました。最初は元気が無いように感じましたが普通に話されていました。しかし、仕事の話になると、突然ロレツがまわらなくなり、何も話さなくなってしまいました。私も電話口で何が起こったか理解できず混乱しました。Bさんは独身で、ご両親とも離れて暮らしています。
メンタルヘルスを崩した原因
専門家であるBさんが何故メンタルヘルスを崩してしまったのでしょうか?推測ですが一年前の大怪我が影響したように見えます。全治3カ月の大怪我でした。退院されて半年後にあった時は元気そうでしたが、身体の不調がメンタルに影響したのだと思います。また、身近に支えてくれる人がいなかったのも原因の一つだと思いました。
Bさんのその後
Bさんの師匠を存じ上げていたので、状況をご相談しました。師匠も勿論メンタルヘルスの専門家でもあったので適切に対応頂くことができました。ご実家にも連絡頂き現在は家族が側にいてくれているとのことです。
今回の一見で、改めて心と身体が繋がっていること。微妙なバランスの上に成り立っていることを教えられました。