クマ坊の日記

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【子育て】校長先生との対話

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ちょっと前のお話。妻から相談が。娘の小学校の校長先生から、娘の不登校について話がしたいので学校まで来てくださいとのこと。前回の担任の先生から、妻に対してあまりにも失礼な話があったこともあったのでクマ坊も同席することにしました。しかし、緊急事態宣言下に日時指定で学校まで呼び出すってビジネスの世界ではありえないと思いましたが💦

 

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いい人達だけど、無知すぎる

先方は、校長、副校長、担任の3名。こちらは妻と私の2名の参加でした。学校側はまさか平日に父親も来るとは想定していなかったようで、少し驚いていたようです。校長先生は温和な感じのおじいちゃん。副校長はおとなしい感じの印象の方、担任の女性教師は終始下を向いて、言葉を一度も発することはありませんでした💦

会合の主旨は、学校側は「娘の近況を知りたい」「不登校の原因を明らかにしたい」「登校するために学校に望む支援」の3点でした。皆さん、娘のことを心配してくれて、どうにかして登校できるようにならないかを心配してくれていました。一方、私達夫婦は娘の状況をお伝えし、私達の考えを説明し、学校側と良好な関係を維持することが目的としていました。

先生達と話をして感じたのは、不登校に対する理解は薄いという点です。先生からすると、不登校には何か原因があるはずだし、その原因を排除したい。また、その原因がイジメや先生の原因であることを恐れているように見えました。

そこで、私達も最初は何か原因があると考えていたが、そのアプローチは間違いであることに気づいたことをお伝えしました。勉強、お友達、先生、コミュニケーション、性格。全てが原因かもしれないし、全く関係ないのかもしれない。でも、それらを特定して解決を図るアプローチは専門家のアドバイスから得策でないと考えていることをお伝えしました。

 

将来のためにも今が大事

娘が普通に学校に行ってくれることを望んではいるものの、私達はそれがゴールではないと考えている事もお伝えしました。娘の人生はまだまだ長いわけで、最終的には社会で生きていける力を養うことが大切。その時に、最後まで応援できるのは家族だけ。だから、娘との信頼関係が今は最も大切だと考えている。だから、学校に行く事を無理強いすることは絶対にない。学力はいくらでも取り返せるが、気持ちが繋がらないようになれば、それこそ問題だと考えている。だからこそ、娘の今の気持ちを私達は尊重したいことをお伝えしました。

 

繊細さん

娘の気質がHSCである事もお伝えしました。3人とも、ボカーンとした表情でした。初めて聴く言葉だったようで、繊細さんの本を紹介しながらHSCについても説明しました。繊細さんの本は世の中で話題になったのに意外に関心が、ないだなと驚きました。

 

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  • 作者:明橋 大二
  • 発売日: 2018/06/19
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状況は理解してくれたかも

色々と説明する中で、最初よりは先生方の認識もら変わりつつありました。登校を無理強いするのは本意ではないので、不登校するにあたっての学校側で支援出来ることは何かという視点で話の流れになりました。在宅で困っているのは、勉強面なので学校で使うプリントを頂くことや、四月から始まるスタディサプリについて支援けることにしました。最も勉強についても、娘の考えを尊重するので使うかどうかは分からないのですが。でもありがたいです。

 

最大の収穫は妻からの尊敬

妻からは、私が同席して良かったと感謝されました。「一人だったら大変だった」先生達を立てながらも、こちらの主張を上手に伝えれた事に驚いていました。家での私はポンコツなのでそのGAPに驚いたとのこと。確かに仕事姿の私を妻は見た事ありません。未だに、「あなたがコンサルタントしているのが信じられない。部長やっているのも信じられない。会社は人材難なのか?」と言うぐらいですから💦 どんだけポンコツだって話ですが💦 ちょっとは良いところ見せれて良かったです。