年甲斐もなく30年ぶりにゲームにはまっています。そのゲームとはFootball Manager2024です。このゲームは世界の50以上の地域からチームを選んでfootballマネジャーの仕事を体感するというものです。歓声以外のBGMなし。アクションゲーム要素なし。試合シーン以外にハイライトのないゲーム画面。売りは膨大なゲームデータ。登録選手データは5万人。プレミアリーグやブンデスリーガやJリーグはもちろん、アメリカのメジャーリーグサッカーなど、あらゆるプロチーム、アマチュアチームのサッカーチームの監督を務めることができます。
監督も中間管理職
リアルなfootballマネジャーを擬似体験すると分かりますが、サッカー監督も中間管理職ということです。雇主であるクラブの経営幹部からは様々な目標へのコミットメントを期待求められます。チームの成績、目指すサッカースタイル、選手管理、予算遵守。一方、クラブによって予算規模は異なります。
選手からの支持も必要です。しかし、プロサッカー選手は個人事業主です。出場機会が減れば文句も言われます。最悪移籍してしまいます。チームの戦い方にも物申します。全員が納得する出場機会を与えるのは至難の業です。
サポーターからも様々な意見が寄せられます。勝敗はもちろん、移籍市場での成果、チーム戦術に選手起用。マスコミからはあることないこと取材、報道もされます。マスコミとも良い関係を築くことが求められます。
結局、サッカークラブの監督も中間管理職であり、限られたリソースをやりくりしながら結果を出すためにもがいているのが実態です。footballの生態系の頂点に立つビッククラブの監督の一部しか、理想のチーム作りは出来ないようにも思います。
監督は重要だがクラブの総合力はもっと大事
監督のマネジメントによってチームの勝敗はだいぶ変わってきます。ただ大前提として、選手の質が同程度な場合に限ります。当然リーグのレベルが上がれば上がるほど、小手先の戦術やチームマネジメントだけでは限界があります。より質の高い選手を獲得しようとしたら資金が必要です。資金を獲得するには、入場料、グッズ、放映権料などの総合力が必要です。クラブだけではなく、リーグの魅力も問われます。一朝一夕に強いクラブは誕生しません。ましてや強さを継続するには、クラブの総合力の方が問われます。
監督も世界を目指したくなる
サポーターからすると優秀な監督には少しでも長く、我がクラブの監督を勤めてもらいたいと考えます。しかし、このゲームをしていると、もし自分に監督としての能力があるなら、より高いレベルのリーグにキャリアアップしたいと考えるのが当たり前であるのが理解出来ます。より優秀な選手を率いて、より大きなリーグや大会で采配をとってみたいと考えるようになります。
私の成績
大好きな横浜F・マリノスの監督からキャリアスタート。3年連続でリーグ優勝!ACLは初年度は決勝で敗れましたが、その後は選手補強の甲斐もあって2年連続優勝!アジアのタイトルを総なめした後はブンデスリーガのヴォルスブルクの監督に。巨人バイエルンミュンヘンの壁に何度か跳ね返されましたが、一度優勝してからは四年連続の王者に。そして、現在のfootball界の頂点であるプレミアリーグのトッテナムへ。就任から僅か一年で優勝!ヨーロッパチャンピオンズリーグでも翌年優勝を飾ります。footballマネジャーの隠れた才能があるのかもしれません。
サッカー好きには間違いないゲームです。