今週は絶賛新入社員研修に登壇中です。研修を担当しながら、受講者を観察していると面白いことに気づきます。人によって耳から聞いて理解するのを得意としている人と、目で見ながら理解するのを得意としている人がいるということです。今日はその事について考えます。
両者の見分け方
両者の見分け方は、それほど難しくありません。研修中に自分の経験談を語っていもらうことがあります。その時に、出来事を時系列に整理して話が出来る人は、耳で理解するのが得意です。一方、目で理解するのが得意な方は、その場面を切り取って説明します。例えば、いきなり「部下からいきなり、雑用をする意味がわからないと言われてびっくりしたよ」みたいに印象の強いシーンから話だします。周囲の聞き手からすると、部下って誰?どんな文脈の話?と分からないことだらけなので、当然質問が飛びます。その質問に答える形でエピソードが浮かび上がってきます。
どうやって教えるか
耳で理解するのが得意な人には、ストーリー仕立てで説明するのがポイントです。一方、目で理解する人にはスライドや図解を使いながら説明すると理解度は高まります。気をつけるのは教えても、両方のタイプがいることです。どうしても自分の理解の仕方を是として教えがちです。相手の反応が悪い時は説明の仕方を変えてみるのがいいでしょう。