自分ではそんなに頑張りつもりはないのだが、ついつい頑張ってしまうことありますよね。今日はこの「ついつい頑張っしまう」原因について考えてみます。
5つのドライバー
幼少期に親から言われた言葉の影響は大きいです。「しつけ」として繰り返し言われた言葉が、良くも悪くもその人の考え方や行動様式に影響を与えるものです。漫画、呪術廻戦は「呪い」がテーマですが、言葉のインパクトは強烈だなとも感じます。
心理学の交流分析の世界では、人を駆り立てる力をドライバーと呼び、誰もが五つのドライバーを示しています。
- 完全であれ
- 他者を喜ばせろ
- 努力せよ
- 強くあれ
- 急げ
この五つは幼少期に、親が子供のためを思ってつい「言ってしまう」キーワードです。これらのドライバーが適度に発揮されれば、その人の強みとなります。しかし、何事も度を過ぎると毒にもなります。完全であれ、他者を喜ばせろ、努力せよ、強くあれ、急げが呪いのような力を持つこともあります。その呪いは本人の心身を蝕み、大切な隣人をも傷つける力を持っています。
大切なのは、自分のドライバーを理解し、上手くいかない時は立ち止まってみることです。私は「他者を喜ばせろ」のドライバーが強いです。でも、毎回喜ばせることは不可能ですし、上手くいかないこともあると考えるようにしています。人間だもの。