クマ坊の日記

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【ビジネススキル】ネガティブな感情から抜け出し方

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働くビジネスパーソンが上手く付き合わなくてはいけないのがストレス。大なり小なりストレスを抱えながら、仕事を続けていかなくてはなりません。今日はストレスの対処法について考えます。

自分の気持ちを俯瞰する

仕事での失敗や、職場の人間関係、期待外れの人事評価など私たちの周りにはストレスの原因で満ち溢れています。私が良く出来た人間であれば、悟りを開いた仏さまのような心の持ち主であれば、右から左へ受け流すことも出来るのでしょうが、まだそこまでの域には達していません。そんな私が気分が落ち込む状況に陥ったときに、最初にやることは「深呼吸」。深呼吸しても、気分が回復することは決してありません。とりあえずパニックになって衝動的な反応をしてしまって傷口が広がるのを防ぐために、深呼吸して冷静さを保とうと努力します。

皆さんも経験あるように、ネガティブな感情は忘れたいと思っても、まとわりついてきます。ネガティブな感情はポジティブな感情の5倍でやった釣り合うぐらいの破壊力だと言われています。だから、ネガティブな感情に襲われたら無理してはいけません。今、自分は「悲しい」「辛い」と感じているのだと、正直になることです。精神力が強い人は、ここで踏ん張れるのかもしれませんが、凡人はあるがままに受け入れましょう。ネガティブ感情はリフレインされて尾を引きますが、時間が経てば少し冷静さを取り戻すと思います。その僅かな冷静な思考を使って、「何でそんなに自分は落ち込んでいるのか?」を考えることをお勧めします。考えるプロセスを通して、自分のネガティブな感情から距離を置けるようになります。これを感情のラベリングといいます。私の場合は、クヨクヨしながら泥のように寝る過程でこの感情のラベリング作業を行っているように思います。

ネガティブな感情から脱出する

感情のラベリングが出来るようになったら、次は状況を最解釈を試みます。ネガティブな感情を誘発した状況があります。しかし、冷静に考えると状況自体は中立です。自分が考えている解釈がまずあって、その解釈と照らし合わせて落ち込んだり、逆に気分が上がったりするわけです。だから、この解釈自体を再解釈出来ればネガティブな感情を和らげることが出来るかもしれません。例えば、「〇〇すべき」などの思い込みとかがあります。管理職が部下に対して、「これぐらいの仕事は出来て当たり前」とか、逆に部下ぎ管理職に対して、「明確な戦略を提示すべき」なんていう思い込みが強いと、そうでない反応が相手から返ってきた時に、落ち込んだり、イラついたりするわけです。こんな事を考えられるようになると、ネガティブな感情も底を打ちます。

私のネガティブな感情の最底は、「ご飯食べたくなった時」が合図です。もちろん、ご飯食べたらすぐ元気になるわけでもありませんが、前向きな力が動き出している感じがします。人それぞれですが、自分の気分が最底に達したときの状態を把握出来ていると、立ち直るまでの期間は少し短くなるかもしれません。

4人の支援者を確保する

ネガティブな感情の底を打っても、まだ心の回復力はか弱いままです。最終的には、自分自身で気持ちに折り合いをつけなくてはいけませんが、周囲に支援者がいると、気持ちの整理が進みます。その時に、4人の支援者がいると心強いです。まず1人目は、直接、自ら動いて助けてくれる人です。2人目は情報を教えてくれる人です。社内外の情報通です。3人目は助言者。尊敬できる先輩や上司になります。単なる情報だけでなく、有用なアドバイスや、貴重なフィードバックを与えてくれる人です。4人目は安心を与えてくれる人。一緒にいてくれるだけで、安心できる人です。家族やパートナーや親友ですね。ただ、このような支援者は急に現れることはありません。日頃からの信頼関係あってこそなんですよね。