【ビジネススキル】マーケティングの基本はSTPP

市場や顧客を理解することは商売の基本です。マーケティング理論を理解することは、その第一歩となります。今日はマーケティングの基本知識であるSTPPについて考えてみたいと思います。

フィリップ・コトラーが提唱

マーケティングの世界的権威であるフィリップ・コトラー先生が提唱した考え方で、マーケティング戦略を策定する際の進め方であり、ステップを示します。

コトラーのマーケティング入門 〔原書14版〕

Segmentation 

最初のSはSegmentation です。標的とする市場を分けることです。私はどこで商売するかの立地を決めることだとお伝えしています。物理的な立地というよりどこで商売するかという話しです。ビジネスは儲かる市場を選んで、競合に勝てるポジションで勝負しないと無駄！無駄！無駄！無駄！無駄！という話です。先生はこんな乱暴な言葉遣いはしていませんか。

Targeting 

次のＴはTargeting です。顧客を絞り込んでいくことです。必ず上手くいくマーケティング手法なんてありませんが、やってはいけない原理原則は存在します。それさ八方美人。すなわち、全ての顧客に売ろうとすることです。なぜなら、顧客を絞り込めば絞り込むほど、提供する価値が差別化しやすくなるからです。

Positioning 

ターゲットとなる顧客を絞り込んだら、その顧客が求める価値を検討します。価値は相対的なものです。いくら高品質と言い張っても、顧客は他社と比較しながら価値を決めていきます。つまり、どの辺りにポジショニングを取りながら価値提供を決めていくかを検討しなけれざなりません。

マーケティングミックスの4P

コトラー先生、最後はだいぶ雑な解説になっています。これまでは、1対1対応だったのに最後のPはマーケティングミックスの4Pを指すとのこと💦　Product製品、 Price価格、 Placeチャネル 、Promotionプロモーションです。どのように価値を提供するかと言う手段について言及しているわけです。

突き詰めれば、STPPは誰に、何を、どのように販売するかの順番で考えなさいという話です。単純な話ですが、良かれと思って、あれやこれらを追加してしまいがちでもあります。