クマ坊の日記

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【マネジメント】職場の蓋を外すのは、リーダー次第

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私は職業柄、多くの企業や組織に伺います。外の人間からすると、「これは素晴らしい!」と唸るような仕事が、中の人間からは当たり前だったり、逆に外の人間から見ると「なんでこんな無断な仕事をしているのだろう?」と思う時もあります。今日は職場の当たり前について考えてみたいと思います。

職場の蓋問題

戦略を実現するためには、人が必要です。能力やスキルの問題を感じるから、私のような外部の専門家が呼ばれます。もちろん、個人の知識、スキルが足りない面もありますし、組織の戦略や仕組みが機能していない場合もあります。でも、圧倒的に感じるのさ、組織の方針や前例、しがらみで個人も組織もポテンシャルを発揮できない姿です。もったいないなと思う瞬間が多いです。

 

過去の成功企業文化を形成する

組織の方針や前例、しがらみの背景は過去の成功体験です。成功体験が強烈であればあるほど、仕組みや考え方や文化は強固に形成されていきます。多少、不具合を感じても、それらは現在も通用するし成果もあげるから、抜本的な改革は難しいのが実際です。また、それらに加えて日本人の国民性も改革を阻んでいるように思います。

 

CQと日本の国民性

世の中には、CQという学問があります。CQはCultural Intelligence Quotient の略で、文化の違いを越えてコミュニケーションを図る能力のことです。同じ日本人でも、色々な考え方、価値観がありますが、平均的な特徴が国ごとに存在します。日本人だと、達成意欲が高く、不確実性の回避を嫌います。決まったやり方を、頑張る!国民性です。だから、一度決まったことはやり切る強さで日本企業は成功した側面があります。前例がないとか、仕事のやり方ぎ決まっていないなんてことは受け入れられないのです。だから、ちょっとぐらい不具合があっても頑張って達成してしまいます。

職場の蓋を外せるのは、リーダー

では一生、職場の方針や考え方、文化が変わらないかと言うとそんか訳でもありません。変革の道筋を示し、メンバーを信頼して任せられるリーダーが出現することで、方針とか文化とか考え方とかは変えられます。私が応援しているJリーグチームの横浜F・マリノス は堅守速攻のチームでしたが、1人のリーダーの出現で攻撃的なチームに生まれ変わりました。リーダーのブレない信念、結果がでるまでの時間的猶予、そしてほんの僅かな幸運。書いてて、改めてハードルは高いですが💦 日本人の国民性で顕著な特徴は、不確実性を嫌う点です。裏を返せば、見通しが立っている状況下であれば、力を発揮できます。隗より始めよはパワフルなマネジメントなのかもしれません。