クマ坊の日記

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【ビジネススキル】会話は人の本質をあらわにする

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仕事上でも、社内の立場上でも多くの人と面接をする機会があります。面接される側、面接する側どちらのケースも多いです。今日は面接での会話について考えてみたいと思います。

 

 

会話は人の本質を露わにする

年齢を重ねるに連れて感じるのは、会話は人の本質を露わにするなという事です。知性や情熱やセンス、本人から醸し出されるオーラや雰囲気。まるで総合格闘技のようなものです。面接に来る人の多くは立派な経歴を持たれている方がほとんどです。なんらかの資格も取得されており、勉強熱心な方ばかりです。でも、話をするともっと話を聞いてみたいと思う人と、早く話を切り上げたいなと感じる人に分かれます。両者の違いは何かと考えると、前者はユニークな体験をしていて、ディテールを楽しそうに話せる人です。そもそもユニークな経験は貴重ですし、ディテールを生き生きと楽しく話ができるのは、その仕事にコミットメントしてきた証だと思います。逆に後者は話が抽象的な事が多いです。いくら質問しても「話が嘘っぽいな、変だな」と感じたら、頭の中で警報が鳴ります。中には、物凄く流暢に抽象的で自分の意見がないことをスラスラと話す達人もいます。会話しながら、どうやって会話を終わらせるのだろう?と逆に変な関心を抱いてしまいますが💦まあ、君子危うきに近寄らずが一番です。

 

面接される側

私自身、面接される側になる場合も多いです。多くは顧客との面接です。お客様からすればこの講師・コンサルタントに我が社の仕事を任せていいものか悩みますから面接するのは当然です。私が面接される際に意識しているのは、

  1. 極力話さない事
  2. 相手の質問に的確に答えること
  3. 短いワードで、相手が考えていない切り口もしくはより深い切り口の考えを話す事
  4. 正直である事の4点です

面接されてて極力話さないとは変な話ですが、多くの人は一番関心があるのは自分自身です。だからベラベラ自分かはら話さないで、まずは相手の話を聞くようにしています。次に相手の質問に的確に答えることです。意外にこれができない人が講師・コンサルタントには多いように見えます。この職業の人は自己顕示欲が強かったりしますから。もちろんその事が押しの強さに繋がる面もあるので悪いことばかりではありませんが。3つ目の短いワードは意識します。難しいことをいかに分かりやすく伝えるのが、この職業に求められることですしね。また相手が気づいていない問題を別の角度(切り口)で解釈し直したり、あるいは問題の本質を捉えるように意識します。そのためにも相手の話はよく聞かねばいけませんし、会話の瞬発力も問われるのだと思います。そして、最後は正直であることです。仕事欲しいなと思う時もありますが、無理してもいいことはありません。正直であることが、その後を仕事する上でも大切です。縁がなかったら仕方ないということです。

 

他の人にも見てもらう

偉そうなことを書いていますが、面接の達人ではありません。だから、面接する際は他のメンバーにも見てもらうようにしています。複数の人が良い印象を持てば、そんなに外れることはありません。また、最近は周囲が私に忖度することがないように注意します。自分自身は変わってないつもりでも、ポジションがパワーが忖度を促すこともあります。このあたりを常に意識しておかないと、管理職はいつでも裸の王様になりうるのだと思います。