コロナウィルスが社会経済にも、恐ろしい程のインパクトを与え始めましたね。私の仕事は企業の人材育成であり、一番の稼ぎはいわゆる研修事業です。不特定多数が集まるビジネスモデルです。当然キャンセルが続いています。リーマンショックの時の比じゃないぐらい💦 今日はコロナウィルスに係るお話です。
経験したことのないキャンセルの嵐
コンサートを始めとするイベントが軒並み中止になっています。私が生業とする研修事業も影響を受けました。2月.3月の仕事がキャンセルになりました。損害額は過去見たことがない数字です💦 経済的には厳しいですが、内心ホッとしています。私達が実施した研修でコロナウィルスが発症したら大事ですから。大企業を中心に早い段階からの中止が決定されました。政府が自粛を要請する前は、企業もキャンセルに二の足を踏んでいました。それは、キャンセル費用が発生するのも理由の一つでした。当然、研修を実施するにあたっては契約書を結びます。免責事項もあります。天災等で止むえず開催できない場合には、キャンセル費用は発生しませんよと言う事が記載されています。しかし、このコロナに関しては、免責事項にはあたりません。致死率がインフルエンザと変わらない程度だからです。
コロナ後は研修が変わる
集合して研修が行われない代わりに、オンラインを使った研修の提供も行っています。まだ、課題も多いので正式リリースは先だと考えていたのですが。インフラが整っていて、研修品質がオフラインより落ちると理解頂いたお客様に限り提供することを決めました。コロナウィルスの騒動が落ち着いても、今後はオンラインでの研修が増えるように感じます。裏を返せば、集合研修で実施するからには、今まで以上の価値を発揮できなくてさ生き残っていけないでしょう。
在宅勤務ができない仕事もある
我が社も月曜日から急遽、在宅勤務に切り替えました。私の部下のコンサルタントや開発職の多くは、元々、在宅というか社外で働いているので戸惑いはありませんでした。しかし、ある職種の部下は在宅ができない事態に陥っています。それは経理業務を司っている人達です。月末の締めの作業とキャンセル手続きで二重苦に。対応策を検討しましたが、有効なものがなく今週は出社しての仕事になります。多くの社員が在宅勤務なのに関わらず出社してもらうのは申し訳けない気持ちで一杯です。ただ曖昧な指示を出して困るのは現場です。非常時に何をして、何をしないかを管理職は明確にしなければいけません。そして、その結果の責任を取る事もセットです。有事の際こそ、責任者のマネジメント力やリーダーシップが問われますね。