クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】成長の秘訣は繋がりにあり

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三連休もあっという間に終わりましたね。我が家は、娘が熱を出してしまったので家でのんびりでした。原因不明の熱が続き今朝はこれから病院に連れていきます。心配です。さて、今日は大人の学びと繋がりについて考えてみたいと思います。

 

 

 

学びには繋がりが必要

個人の成長の責任はその人自身に帰属します。でも、どんな分野でもたった1人で成長したなんていう強者に私は会ったことがありません。社内、社外に関係なく周囲の人に助けられて、時には叱咤されて成長します。

 

最近接発達領域理論

周囲の人々に助けられながら成長するというのは当たり前のように感じますが、学問の分野では画期的な事でした。長い間、人間の学習は「個人で完結するもの」と考えられていました。それに異を唱えたのはロシアの心理学者ヴィゴツキー先生でした。ヴィゴツキー先生は、「人の成長には他者が必要なんだ!」と主張しました。そして人間の成長は、「自分1人で出来るレベル」と「他人に助けられたり、関わってもらう事で出来るレベル」の間にあると主張しました。これを最近接発達領域といいます。

 

振り返りが大切

今は、Google先生がいます。分からない事があれば検索すれば大抵のことは答えらしきものが出てきます。しかし。前述したように大人の学には周囲との繋がりが不可欠です。特に私が重要だと感じるのは「振り返り」です。未知の経験をした時に、優秀な人は自分を客観視して振り返る事ができます。私が好きなサッカー選手である中村俊輔選手は若い頃から、サッカーノートをつけています。

夢をかなえるサッカーノート

夢をかなえるサッカーノート

 


しかし、自分の事を客観視する事は難しいです。失敗すれば、気分が落ち込んで何が悪かったかなんて振り返ることは出来ません。逆に成功しても、嬉しくて冷静に「更によくするためにはどうしたらいいか?」なんて考える事は無理でしょう。

だからこそ、客観的な意見を言ってくれる上司や先輩。家族や友人や恋人がいる事はとても大切なんです。耳の痛いアドバイスをしてくれるうちは成長出来きます。

しかし、年を取り、組織であればポジションが上がるとアドバイスの機会は激減します。そんな時こそ、要注意です。

 

弱っている時は、励ましも必要

耳の痛いアドバイスは大切ですが、いつも受け入れ体制が整っているわけではないですよね。特に失敗した時は。そんな時は、励まして欲しいものです。「大丈夫、いいんだよ」とそっと寄り添ってくれる必要も大切です。人間は弱いですから。だから、周囲には厳しいアドバイスしてくれる人も、優しく包んでくれる人の両方を持つ事が成長には大切です。