私は妻から「なんでそんなに自信があるのか分からない?」と言われることがあります。未知の体験に遭遇した時、「なんとかなるよ」とか「俺できるんじゃない?」と発言しては失敗するからです💦 ただ仕事をする上では根拠ない自信も時には武器となります。今日は自信について考えてみたいと思います。
目次
根拠がなくはない自信
根拠はないと書きましたが、本人としては全くないわけではありません。過去の成功体験から身につけたものになります。
「自己効力感」という言葉があります。自己効力感は1970年代にアメリカのスタンフォード大学のアルバート・バンデュラ教授によって提唱されました。「価値ある目標に向かって業務を遂行することができると自己を信じること」と定義されます。ワンセンテンスで申しあげれざ「私ならやればできる!」です。
自己効力感の高い人の特徴
- 職務遂行能力が高い
- ストレス下でも実力が発揮できる
- 学業やスポーツでも高い業績を収めることができる
平昌オリンピックの金メダリストである羽生結弦選手は自己効力感の塊でしょうね。
自己効力感の鍛え方
オリンピックでメダルを獲得することは凡人には無理ですが、仕事で必要な自己効力感ぐらいであれば鍛えられます。鍛える方法は4つあります。
- 成功体験体験を積む
- 身近なお手本を真似る
- 励まされる
- 場の雰囲気がいい
成功体験を積む
字のまんまですが1番強力なのは成功体験を自ら積むことです。闇雲に経験すればいいわけではありません。体験をどう振り返るかが重要です。ラッキーだったでは駄目です。自分のどんな行動や態度が成功に結びついたのかを振り返らなければなりません。実際には成功は様々な要素によってもたらされますが、自分なりに解釈することが大切です。そして小さな成功体験を沢山積むことです。沢山積むことで、解釈の引き出しも増え、解釈の精度も上がってきます。
身近なお手本を真似る
ポイントは身近なです。自分とかけ離れた人をお手本にすると、「私には無理ですー」と諦めてしまいますから。年齢が近い先輩とかがいいですね。ライバルを作るのも効果的です。
励まされる
これは良き師匠や上司との巡り合わせが必要です。尊敬する人から「君ならできる」「君のここが素晴らしい」なんて言ってもらえたら自信つくでしょう。私もそんな出会いに恵まれました。まずは、そんな尊敬できる人を探すことも大切です。
場の雰囲気がいい
私は横浜F・マリノスのサポーターです。ホームのスタジアムに三ツ沢があります。ここは、グランドと観客席がとても近いスタジアムです。サポーターの応援が選手にダイレクトに届きます。応援を超えた熱気、まあ雰囲気が抜群なんです。横浜F・マリノスは名選手を輩出してきたクラブですが、私はこの三ツ沢の雰囲気も選手の成長に寄与していると考えています。
職場も同じで前向きな雰囲気は自己効力感を高める作用があると考えられています。得体が知れない、でも場を共有した人が感じるポジティブな雰囲気はとても有効です。
人間の脳はよくできていて認知の仕方で自己を成長させることができます。人類が猿だった頃から短期間で高度な文明のを持てるようになったのは、この自己効力感があったからかもしれませんね。