クマ坊の日記

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銀河鉄道の夜が一番好き

 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

 

娘が今一番お気に入りと言っているのが、「銀河鉄道の夜」です。影絵作家の藤城清治さんの影絵が挿絵として入っている絵本です。この本を読むと「楽しい夢」が見れるから好きだと娘は話してくれます。

 

 

 藤城清治さんとは

 影絵を芸術作品にまで高めた第一人者。私は暮らしの手帖の表紙が小さい頃に見た記憶があります。藤城さんは元々は人形劇をやっていました。時は戦前。海軍に入っていたそうです。影絵を始めたのは戦後。物資がなかったので人形劇の人形がつくれなかったそうです。そこで、何もないなか始めたのが影絵でした。そして、暮らしの手帖の花森安治さんと運命的に出会い、「暮らしの手帖」の表紙を任せられるようになりました。最初は人形劇の絵を表紙に書いていたそうですが、花森さんから「影絵」のほうが面白いということで前述した影絵の表紙を掲載するようになったそうです。

ただ本人は影絵作家と呼ばれるけど、「影絵だけの人間じゃないぞ!」という思いが強かったそうです。そして始まったのが、NHKでの「ケロヨン」です。カエルのぬいぐるみを着たキャラクターが「ケロヨン」の着ぐるみ劇です。「ケロヨン」も藤城さんの作品と知って驚きました。昭和40年代前半のNHKでものすごく実験的な番組を手がけていたんですね。まさにチャレンジャー。是非、藤城さんの美術館にいってみてください。素敵な作品がたくさんあります。

 

藤城清治美術館(公式ホームページ)