クマ坊の日記

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仮説思考のススメ

会社に入社した頃、上司や先輩に耳にタコができるぐらい言われた言葉があります。それは「仮説を立てろ」でした。新人の頃は仮説???でした。今日は「仮説思考」について書いてみたいと思います。

 目次

 

仮説思考とは何か?

情報の少ない段階から問題の全体像や結論を考える思考スタイルを「仮説思考」といいます。仮説ですからあくまでも「仮の答え」です。仮説を立てながら実行し、検証することで最適な解決策を導きだすものです。

 

仮説思考は何で大切なのか?

仮説思考が重要なのは、一言で申せば「仕事のスピードと質が上がるから」です。私は最初、仮説をつくるの意味が全くわかりませんでした。仮説をつくることがとても重要だと知ったのは従業員満足度調査の分析の仕事を手がけた時でした。従業員満足度調査は様々質問項目を分析しながら、その会社の社員の満足度を定量化し、どんな因子が社員の満足度に影響を与えているかを明らかにするものです。最初は他社で実施したアンケート調査の項目をそのまま流用して調査を実施しようと考えていました。先輩コンサルタントにその話をすると、「お前は馬鹿か!そんなアンケート分析しても一生、この会社の満足度をあげる指標なんて見つけられないよ!」「まず仮説を立てろ!」と一蹴されたのを鮮明に覚えています。

 

従業員満足度調査を実施する前に、人事部と打ち合わせを行います。そこで人事部が考える問題意識を聞き出します。その上で、この企業ではこんな問題が起きているのではないだろうか?と仮説を設定します。仮説に沿って質問項目を作成し、その質問項目を使って数十名の社員にインタビューを行います。インタビューを行うと、想定していた回答をもらうこともあれば、全く予想していなかった反応をもらうこともあります。そうやって仮説に修正を加えていきます。ある程度、筋のいい仮説ができたところで全従業員にアンケート調査を実施します。このアンケート調査は仮説を検証するために実施します。このように数少ない情報からも仮説を立てて検証することで、短時間で問題の本質に迫ることができます。

 

仮説思考を身につけるには

良い仮説とは問題解決に繋がるものです。しかし、大抵職場や会社の問題は複雑に絡み合いどこから手をつけていいか途方に暮れてしまいます。そこで知っておくと役に立つのが様々なフレームワークです。マーケティングであれば3C(顧客・競合・自社)とか製造現場であれば5M(機械・材料・方法・人・測定)とか。自分の職場で使えるフレームワークをいくつか知っていると、質問が整理され仮説を立てやすくなります。

また新聞記事を使ったトレーニングもおすすめです。新聞記事を読んで、この記事の情報が自分のビジネスにどんな影響を与えるのだろうか?を強制的に考えるものです。ロジカルシンキングと同じで、仮説思考もトレーニングすれば身につきます。大切なのは筋トレと同じでどれだけ仮説を考えるかです。

 

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ビジネスはスピードが命

学生時代は正しい答えを導きだすことを求められます。しかし、ビジネスの世界に正解はありません。結果が全てです。であればライバルが答えを導き出す前に、たとえ最初は見当違いの仮説であっても実践と検証を繰り返したほうが結果を出やすいのは明らかです。

 

 

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