クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【経営】負けないように戦う

 

私は子供の頃から歴史が好きでした。戦国武将の伝記を夢中に読み漁り、その流れで日本史、世界史の世界にはまりました。古典はビジネスを考える上でも参考になります。その中でも、孫子の兵法は示唆に富みます。今日はこの中から、コロナ禍における経営戦略に役立つ考え方をご紹介します。

孫子の兵法

孫子の兵法は、中国春秋時代の呉の武将、孫武の著作です。約2500年前に書かれました。キングダムと同じ時代ですが、そもそも春秋戦国時代は500年あるので主人公が活躍している時代よりも前の話になります。とてもロジカルで現実的な考え方なので、普遍性があるのだと私は思います。武田信玄やナポレオンも読んで参考にするぐらいですから。

守りは最も強力な攻撃

「古代の巧に戦う者は、まず敵陣が攻撃しても勝つことのできない体制を作りあげたたうえで、敵軍が態勢を崩して、自軍が攻撃すれば勝てる態勢になるのを待ち受けた。敵軍が自軍に勝てない態勢をつくりあげるのは自己に属することだが、自軍が敵軍に勝てる態勢になるかどうかは、敵軍に属することだ」

これは戦争のことを説いていますが、コロナ禍におけるビジネスも同じだと思います。まずは負けないことが大切です。なぜなら、守りならどこまで対策を打つかは自分たちの知恵と努力で決められるからです。一方、攻めに関しては相手の動きに左右されます。コロナはどうしようもないので、いかに生き残るかに注力した方が得策のように思います。

仮説と検証を繰り返す

もちろん守りといっても前列がない戦いです。コロナもオミクロン株へと変容しています。知恵を出しては試してみて、良いものだけ残し改善していくことが求められます。国や自治体の対応を見ていると改めて感じます。