
東京都国立博物館で開催中の運慶展を訪れました。こちらは、運慶晩年の最高傑作である、奈良県興福寺北円堂の弥勒菩薩像と両脇に控える国宝無著・世親菩薩立像が展示されています。さらに当時、一緒に安置されていた可能性の高い四天王像も展示されています。
悟りを開いた菩薩の穏やかな表情を拝見して心落ち着きました。いつまでも観ていたくなるような、引き込まれる印象でした。また、チーム運慶のロックな感じが素敵でした。力強さの中に、細かな造形と遊び心がふんだん散りばめられています。四天王の衣装や足元、ポーズ、其処彼処に工夫が見られます。800年の時を経て、このような作品を見られることに感謝です。お勧めの展示です。